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03月07日-02号

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  1. 王寺町議会 2018-03-07
    03月07日-02号


    取得元: 王寺町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-20
    平成30年  3月 定例会          平成30年第1回定例会                          平成30年3月7日                          午前9時30分開議議事日程日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問          王寺町議会会議録      平成30年第1回定例議会(第2日)開会日時    平成30年3月7日         午前9時30分散会日時    平成30年3月7日         午後2時26分場所      王寺町議会議場出席議員(議席順)  1番  北村達夫   2番  嶋内晴三  3番  小山郁子   4番  大久保一敏  5番  伊藤隆明   6番  沖 優子  7番  松岡成行   8番  鎌倉文枝  9番  中川義弘  10番  楠本 勝 11番  幡野美智子 12番  西本集一欠席議員 なし地方自治法第121条の規定により出席した者 町長        平井康之     副町長       平岡秀隆 教育長       梅野満雄     理事        中野 衛 総務部長      古川義富美    住民福祉部長    浅井克矢 地域整備部長    植野善信     水道部長      井関 勇 教育次長      中井一喜     地域整備部理事   渡邉義明 総務部参事     清川 実     住民福祉部参事   森田眞弓 社会福祉協議会参事 柏本由樹会議に従事した事務局職員      吉川事務局長        山内書記 ○議長(楠本) おはようございます。 本日、第1回定例会2日目です。 ただ今の出席数は12名で定足数に達しています。よって、第1回定例会2日目は成立しましたので、再開します。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。したがって、日程表に従い、順次議事を進めてまいります。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第122条の規定により、議長において、11番、幡野議員、12番、西本議員を指名いたします。 日程第2、一般質問に入ります。 一般質問の方法について確認させていただきます。 1回目の質問については、登壇いただき、議員から一括質問をし、理事者から一括答弁を行っていただきます。2回目以降の質問は、自席にて制限時間内であれば複数の質問ができます。質問する場合は、理事者側が質問趣旨を理解できるよう簡単明瞭に1問ずつ質問願います。 なお、議員の質問について、理事者が質問趣旨を理解できない場合は、理事者側から論点をわかりやすくするために質問する場合がありますので、よろしくお願いを申し上げます。 それでは、2番、嶋内議員、登壇の上、質問を願います。 ◆2番(嶋内) はい、2番、嶋内です。 ○議長(楠本) はい。 ◆2番(嶋内) 登壇 おはようございます。2番、嶋内です。 このたび、町長には、奈良県初のごみステーションの補助金、ありがとうございます。 それでは、私から1問質問させていただきます。 テニスコート設置計画と周知方法についてお伺いいたします。 現在、(仮称)泉の広場防災センター新築工事が進められているが、泉の広場敷地内にあったテニスコートがなくなり、別の場所で設置する計画と伺っております。 このテニスコートは、日々多くの方々が利用されていることから、利用者に対して、今後のテニスコート設置計画について十分な説明をし、不安を解消しなければならないと考えております。 そこで、下記の件についてお伺いいたします。 1、テニスコート設置予定場所について。 2、今後の計画と利用開始予定日について。 3、設置費用について(用地改修費用テニスコート整備費用など)。 4、住民に周知の時期と周知方法について。 よろしくお願い申し上げます。 ○議長(楠本) 理事者、答弁願います。 ◎番外1番(平井町長) 議長。(発言の挙手) ○議長(楠本) はい、平井町長。 ◎番外1番(平井町長) 嶋内議員のほうから、テニスコートの設置計画とその周知方法についてということでご質問をいただきました。 ご案内のように、避難所機能をあわせ持ちました町の防災拠点といたしまして、また生涯学習の拠点でもございます(仮称)泉の広場防災センターでございますが、これにつきましては、今、鋭意工事を進めておりますが、平成31年1月のオープンを目指して工事の進捗を図られているところでございます。 この防災センターの周辺についての公園整備でございますけれども、有事の際はヘリコプターも離着陸できるよう、できる限り構造物を設けず、芝生広場でありますとか駐車場を含めた防災公園としての機能もあわせ持って整備していきたいというふうに考えているところでございます。 なお、この公園の整備でございますけれども、県が行います都市計画道路である元町畠田線の工事にあわせて、段階的に整備を行っていく必要がございます。このうち、現在のテニスコートの部分でございますけれども、このテニスコートは県の道路敷地に重なる区域にあることから、道路工事の着手までに解体ないし撤去することが求められております。 なお、ご案内のとおりですけれども、本町は昔からテニスの盛んな町として、町内の2中学校の部活動だけではなくて、熱心な指導者のもとでジュニアのころから練習を重ねることによりまして、全国的に活躍する選手を輩出しておりますし、また年齢がいって、みずから指導者になるといった方もおられます。そういう意味で、生涯にわたってテニスに携わっておられる方も少なくないわけであります。 泉の広場のテニスコートは、昭和52年の竣工以来、今日まで約40年にわたり、住民の方に親しまれ、多くの方に利用されてきたところでありますが、最近の利用状況をちょっと見てみますと、25年度で6,711人でございまして、28年度は8,268人と、3年間で約23%増加しているという状況にございます。このように利用者も増加しておりまして、町民のスポーツ振興の観点からも、泉の広場にかわる新たなテニスコート整備が必要であるというふうに考えております。 議員お尋ねのテニスコートの新たな設置予定場所ということでございますけれども、まず王寺町にどの程度のテニスコートの面数を確保するかということですけれども、近隣と比べますと、今現在のテニスコートの面数がやっぱり少ない状況にあろうというふうに思っております。 例えば、学校は除きますけれども、町立あるいは市立の公立のテニスコートの設置数でありますけれども、香芝市が5面あるようです。三郷が4面、斑鳩が5面、上牧町が6面、こういったように近隣の市町も結構テニスコートの面数が確保されているということが現状でございます。 町の大会でありますとか、あるいはまた北葛城郡などの大会が、同一の場所で開催可能でありまして、また体育協会のクラブ活動を初め、一般の方々がいつでも気軽に利用できるようにということで、最低4面は確保したいなというふうに考えているところでございます。 さらに、駐車場あるいはトイレも含めて必要な施設を整備できる土地ということで、実は検討はしておりますけれども、ご案内のように町内において一定のまとまりのある土地というものは限られておるのが現状でございまして、候補地といたしまして、JR和歌山線東側の葛下3丁目地内を念頭に置きまして、必要な面積を確保できないか検討を進めていきたいと考えております。 今後の計画と利用の開始予定日でございますけれども、先ほど述べましたように、都市計画道路の元町畠田線の整備工事が、これは用地の取得が前提ではございますけれども、平成32年の秋には着手をされるということのようでございますので、現テニスコートの解体工事に着手する時点といたしまして、その前の32年の春には新たな場所にテニスコートを設置したい、オープンしたいというふうに考えているところでございます。 3つ目の設置費用についてのお尋ねでございますが、用地買収とか整備費用でございますけれども、平成30年度、今年度の予算には、当面用地測量に係る、これは概算の費用ということになりますが、500万円を計上させていただいています。 しかし、候補地でありますとか、具体の施設の内容とか、規模とか、そういったものが固まっておりませんので、現時点で整備費用を正確に算出することは、なかなか難しいというのが現状でございます。 今後、十分検討を加える中で、いろんな条件を決定していく中で、まずは土地開発公社によって用地先行取得を進めたいというふうに思っているところでございます。 それから、最後の住民周知の時期とか周知方法についてのお尋ねでございますが、泉の広場のテニスコートにかわる新コートの整備につきましては、この定例会におきまして、昨日の施政方針あるいは今提案させていただいています当初予算の内容などで方向性をお示ししているわけでありますけれども、重ねますが、具体的な内容の周知というのは、まず整備場所を決めた上でないと、なかなか広報できませんので、今後、用地の交渉におきまして地権者の同意やご理解が得られた時点をもって、皆様方には、その場所の周知をまずさせていただけたらなというふうに思っています。 その後、王伸でありますとか、ホームページでありますとか、いろんな手段を使いまして、住民の皆様に適時適切に周知をさせていただきたいなというふうに思っておりますので、ご理解をお願いいたしたいと思います。 私からは以上です。 ○議長(楠本) 2番、嶋内議員。 ◆2番(嶋内) 2番、嶋内です。 先ほど、いろいろとお聞かせいただきまして、まことにありがとうございます。 今現在は、まだ土地の交渉とかはされておられないわけですか。 できたら、こういうものは早くやっていただけたほうがいいかと思います。 駐車場なんかも要ると思います。だから、できましたら広い場所で、4面とるということは結構広い場所が要ると思いますので、そこに駐車場ということになれば、相当な広さの場所が要ると思います。そのような形で、町として早く設置していただければ結構かと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございます。 ○議長(楠本) これをもちまして、嶋内議員の一般質問を終了します。 次に、1番、北村議員、登壇の上、質問を願います。 ◆1番(北村) はい、議長。(発言の挙手) ○議長(楠本) 1番、北村議員。 ◆1番(北村) 登壇 1番、北村です。 皆さん、おはようございます。1番議員の北村達夫でございます。議長のお許しを得まして、このように質問の機会を与えていただきましたこと、感謝申し上げます。 さて、平成30年もあっという間に2カ月が過ぎ去り、今年度も最終月となりました。梅の花もあちこち満開となり、ウグイスの声も聞こえるようになり、春が近づいてきたことを肌で感じる今日このごろであります。 また、最近感動したことといえば、何といっても2018平昌冬季オリンピックではなかったでしょうか。17日間の期間中、テレビの前にくぎづけになったのは何回もありました。フィギュアスケートの羽生、宇野選手の金、銀、そしてスピードスケートの女子の小平選手の活躍、パシュートの彼女たちの金、高木選手のダブルの金、これらの活躍には目を見張るものがありました。それ以外にも、たくさんの選手が感動を与えてくれました。 そして、きわめつけは、私自身、余り関心のなかったカーリング競技の女子、銅メダルではありましたが、イギリスとの3位決定戦での劇的な結末も皆さんの目に焼きついていることと思います。また、「そだね」とか、「もぐもぐタイム」とか、日本中のおじさんたちをとりこにしてしまいました。また、3月9日からはパラリンピックも始まります。また楽しみでもあります。 それでは、本定例会におきます私からの一般質問1問に入らせていただきます。 王寺町では、聖徳太子をテーマとした広域観光の町内重点観光スポットの1つである明神山を観光素材として、さらにそれに磨きをかけることで、交流人口をふやし、消費拡大から地域経済、産業の活性化につなげていくとされています。 その明神山の魅力向上の具体的な整備として、まずは頂上周辺の雑木の剪定による眺望整備、そして望遠鏡の設置、悠久の鐘と展望デッキ、誓いのテラスSORANIの整備、雪丸願い札設置場所の整備等々を実施され、また広報的にも積極的に町内外に発信されております。そのようなことから、明神山への来訪者も徐々にふえてきていると思われます。 そこでお伺いいたします。平成29年度事業として予定されていた明神山山頂及びアクセス環境の整備について、その進捗状況及び年度内完了のめどをお伺いいたします。 以上が私からの1回目の質問でございます。理事者におかれましては、質問の趣旨を十分ご理解いただき、簡潔なる答弁をお願いいたします。 ○議長(楠本) 理事者、答弁を願います。 平井町長。 ◎番外1番(平井町長) 北村議員のほうから、明神山山頂及びアクセス環境の整備についてのお尋ねでございます。 この整備の進捗状況なり、年度内完了のめどということでございますけれども、少し重なるかもしれませんが、整備に係る今までの経緯もちょっと振り返ってみますと、平成26年度から、今お話がありましたように雑木の剪定やあるいは伐採による眺望の整備を始めさせていただきました。27年度には、山頂デッキに望遠鏡の設置あるいは防犯カメラやライブカメラ、それから、あずまやの整備を行ったところでありまして、28年度では、本格的な整備といいますか、これは王寺工業の皆さんでありますとか、奈良芸術短期大学の学生の皆さんの協力を得まして、恋人たちが永遠の愛を誓うというような特別な空間を演出しようということで、悠久の鐘とともに、展望デッキである誓いのテラスSORANIの整備を初めといたしまして、橿原考古学研究所の菅谷先生の監修のもとに、歴史的見地が解説されている十国国見台の解説板を設置したことを含めまして、360度の大パノラマの眺望を堪能した、また新たな発見とともに、知識的にも、あるいは学術的にも利用いただけるようにとの狙いで、山々でありますとか世界遺産の名称をできるだけ正確にということでの表示を念頭に、写真開設パネルを整備しました。また、雪丸の願い札のかけどころも整備したわけであります。また、いろんな情報環境というWi-Fiの環境でありますとか、また利便施設ということでの自販機の整備も行ってきたところであります。 今年度は、明神4丁目のバスロータリーの周辺に山頂へ行かれる方々への案内看板の設置が完了いたしまして、また山頂南西側のあずまや周辺の雑木の伐採でありますとか遊歩道の補修を、これについては今年度末には完了する予定でおります。 また、今日まで山頂整備による成果といたしまして、今年度、入山者といいますか、登山者の人数の調査もさせていただきました。登山者は年々増加しておりまして、季節ごとに調査した結果でございますけれども、休日には1日平均約260名の方、平日でも1日平均約150名の方が登頂されておりまして、また毎年5月実施のシルバーウォークでありますとか、10月に実施しておりますが、秋の明神山ふれあいワゴンというイベントにおきましても、大勢のこちらについては高齢者の方々に眺望を楽しんでいただいているところであります。 この数のカウントですけれども、正確な把握をしたいと思っておりまして、今年度、計数器を設置しまして、またそういったデータをもとに、いろんなミュージアムのPR等々に活用したいというふうに考えているところであります。 そこで、ご質問の件でございますが、29年度の事業の進捗でございます。 まず、山頂の整備につきましては、東側デッキの下に、壮大な景色を堪能しながら、登頂者の方々が食事を楽しんだり、あるいは休憩ができるような桟敷デッキの整備を予定しているわけでありますけれども、デッキを設置する箇所の地形あるいは地質の問題が1つ、また桟敷デッキをどういったデザインにするのかどうか。例えば、雨よけということで、屋根をつけたほうがいいのか。また、屋根をつけるとすれば、強風といいますか、風対策も当然要ってまいりますので、どういった基礎工事でありますとか、もろもろ検討することが次々出ておりまして、全体として、そういう意味で施工の方法でありますとか費用対効果の検討に時間を要しております。 30年度に予算の繰り越しを行った上で、より安全で快適に利用でき、また多様な利用者の皆さんに満足をしていただけるようなデッキの整備を今後、新年度で継続してやっていきたいというふうに考えているところでございます。 次に、アクセス環境の整備でございますけれども、王寺町の重要な観光資源である明神山へのさらなる集客には、現在のハイキングコース以外のアクセス環境の整備が必要であると考えまして、これも今年度予算で所要の調査をする予定であったわけでありますけれども、いろいろ検討する中で、山頂までの車道整備の可能性。車道ということで整備をしようと思いますと、勾配でありますとか、幅員でありますとか、いろんな道路構造令上の制約等も出てきます。そういった上でも車道を整備していくのか、あるいは可能性、関連があるのかといったこと。 それから、また現在1つの候補ルートとして考えているわけでありますけれども、畠田古墳から山頂までのルートがあります。これも民有地でございますので、協力を得た上でのルートの検証というのが当然必要になってまいります。 さらに、上のほうに駐車場を設けるとした場合の場所の選定、あるいは多少重なりますが、ほぼほぼ民有地でございますので、土地所有者の調査でありますとか、もろもろいろんな検討に時間がかかっておりまして、こちらも30年度に予算の繰り越しを行わせていただきまして、よりよい方法を検証し、実施に向けて調査を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 いずれにいたしましても、明神山のアクセスのあり方につきましては、財源の確保といったことはもちろんでありますけれども、重なりますが、車道であれば道路の構造でありますとか、ルート整備の可能性といったもの、あるいは遊歩道も今幾つかあるわけでありますけれども、現ルート以外の複数ルート、三郷藤井ルートでありますとか、国分高井田ルート、ほかにも今まで伝承されているルートもあるわけでありますけれども、こういった可能性、それを含めた整備の方法であるとか、今また2市4町で連携して事業を行おうとしておりますので、自治体間の連携も必要であるということがございます。 また、将来的なことで申し上げさせていただきますと、あの場所のポテンシャルをぜひ有効活用したいということで、これについては民間の資本を活用した上で、アクティビティといったことが言われておりますけれども、そういった体験型施設の誘致も考えたいというふうに思っております。 そういったことも含めて、魅力的な観光ゾーンとして、これは一体的に整備する必要がありまして、この場合の行政の役割としては、一番行政がやるべきことは道路整備などのアクセス環境整備であるというふうに思っておりますので、これにつきましては多方面のご意見も伺いながら、手戻りのないように慎重にこれは検討を進めていきたいなというふうに考えておるところでございます。 私からは以上です。 ○議長(楠本) 1番、北村議員。 ◆1番(北村) 1番、北村です。 答弁、ありがとうございます。 それでは、順次、再質問に入らせていただきます。 まず、桟敷デッキということで、29年度は設計という形をされました。30年度で実際の工事をされるということで予算どりされています。予算はまだ通ってないんですけれども、現在の東側の展望台、要するに奈良県平野を見下ろす展望台の下に独立した形でつくるということでしょうか。 ◎番外(植野地域整備部長) はい、議長(発言の挙手)
    ○議長(楠本) 植野地域整備部長。 ◎番外(植野地域整備部長) 地域整備部の植野でございます。 議員おっしゃるとおりでございまして、東側の展望デッキの下に桟敷デッキを張り出しさせていただいて、先ほど町長の答弁にもありましたように、そこでお弁当を食べていただいたり休憩していただいたりというスペースをつくっていきたいと考えております。 以上でございます。 ◆1番(北村) はい。(発言の挙手) ○議長(楠本) 北村議員。 ◆1番(北村) 1番、北村です。 ありがとうございます。 ということは、独立した形で、先ほど町長の答弁の中で、屋根をつけるとか、基礎の形とか、地質調査であるとか、これも含めて30年度で整備していくということですね。 私もよく登るんですけれども、最近やはり土日なんかはグループで登ってこられる方がたくさんおられます。昼ごろ見かけますと、やはり1時間程度の休憩をとりながら、食事であったり、休憩をしたりということで、現在のままでは、デッキの上にも下にもベンチはあるんですけれども、あずまやもありますけれども、やはり若干少ないのかなということで、直接地面の上に座って食事されている方もおられます。今回こういう形でまた整備されますと、非常に来訪者の方にとっては便利になっていいのかなと。よろしくお願いいたします。 それから、次ですけれども、バイパスルートの検討ということで、これは30年度へ繰り越しということですけれども、1つのルートとして畠田古墳からの谷添いのルート、それを先ほどの説明であったんですけれども、確かに最終の部分でかなり急勾配になっているということで、自動車を通すとすると、やはり厳しいのかなという感じはいたします。 それでも、やはり道路、現在の山道以外で1つの車の通れる道というのは今後必ず必要になるんかなと。これからたくさんの人に来てもらおうとすれば、車で頂上へ行ってもらって、360度の眺望、パノラマを見てもらうというのは、やはりこれから必ず必要になるんかなと思いますので、ぜひとも30年度も引き続きルートの検討をよろしくお願いいたします。 それから、2市2町で現在、29年度から香芝、柏原、三郷、王寺で観光ルートの検討を国の補助金をもらわれて進められております。現在の山道につきましては、4メーター程度のコンクリート舗装の道路ということで、非常にすばらしい道がついておるんですけれども、管理用の車両が通るときには、かなり厳しいものがあって、その1本の道だけでは、これから対応するには、よその市町村から登るとすれば、別のルートが必要になってくるんかな、遊歩道ですね、車以外の道として。 だから、昔はあったんでしょうけれども、藤井からのルートであったり、先ほど言われた香芝の関屋のほうからのルート、柏原の国分からのルート、畠田古墳からのルート、ルート的にはかなりあったと思います。ただ、現在は、その名残的なものはあるんですけれども、なかなか整備されていないということで、今回この機会に2市2町、その遊歩道の複数化というんか、きっちり整備していただいて、そんなに大きな幅員は要らんと思います。だから、それをしっかりしてもらったら、各方面からも登ってきてもらいやすいということで、ぜひともこの分につきましては2市2町で連携しながらやってもらいたいなと思います。要望しておきます。 先ほど一番最初に、冒頭にも申し上げましたように、明神山に登ってもらって、いろんな方が来てもらって、広域的に交流人口を確実にふやしながら、それで王寺町の経済活性化、全体が元気づいてくれたらなと思いますので、ぜひともその辺よろしくお願いいたしまして、私からの一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(楠本) これをもちまして、北村議員の一般質問を終了いたします。 次に、5番、伊藤議員、登壇の上、質問を願います。 ◆5番(伊藤) はい。(発言の挙手) ○議長(楠本) 5番、伊藤議員。 ◆5番(伊藤) 登壇 5番、伊藤です。 議長の許可をいただきましたので、一般質問2問をさせていただきます。 まず、1問目なんですが、がん予防に重点をということでございまして、私も年齢が年齢になってきたかなと思うんですけれども、昨年ぐらいから今年の初めにかけて、親しい人ががんに、いろんな種類があるんですけれども、なられるという例が非常に多くなっています。 皆様よく御存じのように、今、がんは昭和58年からずっと日本人の死亡原因の一番ということで、若い人は別にしても、国民の2人に1人はがんになる。そのうち3人に1人ががんで亡くなっていると、こういった実態でございます。 私も、過去、がん予防について5回一般質問をさせていただき、また今回触れておりますが、がん教育ですね、こういったことについて3回ほど一般質問させていただいていますが、今回は新しく、今から申し上げますが、政府の方針が出ましたので、絞ってちょっと質問させてもらいたいと思います。 政府は、昨年10月24日の閣議で、国の指標となる第3期がん対策推進基本計画、2017年度から2022年度までを決定いたしました。 全体目標として「がん患者を含めた全国民が、がんを知り、がんの克服を目指す」をスローガンに、分野別施策といたしましては、まず1番、がん予防、これについては後ほどまた答弁にもあるかと思いますけれども、生活習慣の改善、そして健診受診率、まだ達していませんけれども50%、そして精密検査受診率、要精検と言われた人の受診率を90%という目標に設定をしていただいております。そして、2番目、がん医療の充実、そして3番目、がんとの共生ということで、この中には、さまざまながん教育等も含めた施策がありますが、この3つの3本柱が掲げられました。 これらを支える基盤の整備として、がんのさらなる研究、そして緩和ケアを含めた人材の育成、そして今申し上げましたがん教育、これの普及啓発が掲げられております。今後、国の計画を受けて、各都道府県におかれましては、がん医療の現状を踏まえ、目標値を定めた基本計画を策定される予定と伺っております。 そこで、本町のがん対策の現状と今後の方針及びがんの予防対策として、もちろん成人、それから我々を含んだ年代に対する啓発も大事なんですが、これからの少子高齢化の社会の中で、やはり小さな子どもさんも含めた、もちろん社会人に正しい知識を持っていただくという意味も含めて、このがん教育、これが私は非常に大切ではないかと、かように考えておりますので、がん教育につきまして町長のお考えをお伺いいたします。 それから、2問目でございますが、医療費の適正化に向けた取り組みということでございます。 全ての団塊の世代が、後期高齢者-いわゆる75歳以上、私も団塊の世代の一人なんですけれども-となる2025年を控え、昨日でしたか、町長の施政方針の中に、王寺町においては、本年、2018年の1月に75歳以上の方が8人に1人、率にしますと13.1%でしたか。これがわずか7年後、2025年には王寺町においても17.3%、6人に1人、60歳とか、65歳ということでなくて、これはもう必然的になってくると。全国平均17.8%ですから、ほぼ似たような形になるわけでございます。 これが、後ほど申し上げますが、やはり医療の問題、それから介護の問題等々に、もちろん年金もありますけれども、大きな影響を私はさらに及ぼしてくると思います。 そして、皆さんよく御存じのように、本年、今年の4月より国民健康保険が各都道府県に一本化されます。奈良県の場合も、もちろん4月1日からそうなるわけでございます。このことに関しては、さまざまな問題点が指摘されております。後ほど少し触れますが、本年4月から、2年に1回改定されます診療報酬改定、そして3年に1回改定されます介護報酬のサービス改定、これが重なります。6年に1回の同時改定となるわけでございます。 そういったことから、今回の改定の内容は、今後さらなる超高齢化がますます進展するために、医療と介護の連携が大変大切ではないかと、私はさらに考えるわけでございます。 そこで、問題が非常に大きいわけですので、もう絞らせていただきまして、奈良県国民健康保険運営方針、昨年に11月に、いわゆる国保に一本化するための資料でございますが、その中の第7、医療費の適正化に関する取り組み、その中の2番、医療費の適正化に向けた取り組み、そして、そのまた細かい項目の中の2番のさまざまなデータヘルス計画とか、いろいろありますが、その取り組みのうち、2番目でございます後発医薬品の普及促進、いわゆるジェネリック医薬品でございます。 ちょっとこの資料を見させていただきますと、私はもっと低いんと違うかなと思ったんですけれども、奈良県平均で57.5のジェネリックですけれども、王寺町は61.3%ということで、ほぼ6割の人がジェネリックを使っておられるということで、非常に私も安心したんですけれども、しかし、やはりこれを促進することが、現実の医療費の中の特にお薬の値段を下げることに大きく貢献しますので、これについてお尋ねしたい。 そして、3つ目の項目でございます。医薬品の適正使用促進、いわゆる重複、そして多剤投与、そして、それが残ってしまう残薬という問題がございます。そういった対策につきまして、本町の取り組みをお伺いいたしたいと思います。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ◎番外(浅井住民福祉部長) はい、議長。(発言の挙手) ○議長(楠本) はい、住民福祉部浅井部長。 ◎番外(浅井住民福祉部長) それでは、伊藤議員の一般質問、まず1つ目であります。がん予防に重点をでございます。 議員お述べのように、国の第3期がん対策推進基本計画につきましては、議員の質問の中にもありましたように、1つは、がんの予防、それとがん医療の充実、がんとの共生の3分野から成り、1つ目のがん予防では、がんの一次予防として、生活習慣の改善や感染症予防によるがん予防、そして、がんの二次予防として、がん検診によるがんの早期発見の推進がうたわれております。 2つ目のがん医療の充実では、がんの手術療法、放射線・薬物・免疫療法、リハビリテーション等の充実がうたわれております。また、3つ目のがんとの共生では、緩和ケアや相談・支援の充実、ライフステージに応じたがん対策等がうたわれておりまして、これらが施策の3本柱となっていることは承知しております。 このような国の計画を受け、奈良県では、平成30年度から平成35年度までの6年間の計画期間とした第3期奈良県がん対策推進計画を作成中であります。 県の計画(案)によりますと、基本理念は「がんにならない、がんになっても安心できる奈良県」で、がん対策の総合的かつ計画的な推進を図ることを目指す内容となっており、目標として、がんで亡くならない県日本一を掲げられております。 以上のような国の計画及び県の計画(案)でありますが、王寺町のがん対策の現状を申し上げますと、がん検診は、御承知のとおり、保健センターでの集団検診及び委託医療機関での個別検診を実施いたしております。 受診者の利便性を考慮し、集団検診では各種の健診を半日で受けられるようセット検診を実施しておりまして、平成29年度の実績としまして、女性限定のレディース検診を年間6日間実施、うち1日は土曜日に実施いたしました。また、男女とも受けられるセット検診は、年間3日間実施いたしております。 こうした集団検診時には、受診しやすいよう受け付け時間を細分化し、待ち時間が少しでも短くなるよう工夫をいたしております。なお、集団健診では、乳幼児連れでも受診できるように託児所を設置いたしております。 また、日程的に集団検診を利用できない方やかかりつけの医療機関での受診を希望される方のため、医師会の協力を得て、個別検診でもがん検診を実施いたしております。 以上のような集団検診及び個別検診は、平成30年度も同様に引き続き実施する予定でございます。 王寺町独自の取り組みといたしましては、がんの予防という観点で、集団検診時にGet元気21の煙バイバイ活動のメンバーの方が、がん原因となる喫煙の恐ろしさを写真、パネル、また冊子等を使用し、熱心に禁煙を呼びかけていただいております。さらに、喫煙をする本人だけでなく、周りの人も煙を吸うことによる体に悪影響のある受動喫煙の危険性についても啓発をしていただいております。 さて、本町の各種検診の受診率でありますが、国・県ともに目標を50%とされております。 王寺町の受診率を少し申し上げますと、胃がん検診は、これは総合戦略での平成31年度の本町の目標値でございますが、21%に対しまして平成28年度の胃がん検診の受診率は6.5%、同様に、肺がん検診につきましては、総合戦略の目標値は28%に対しまして本町の受診率は10.7%、大腸がん検診も30%に対しまして16.5%、子宮頸がんの受診率は38%に対しまして17%、乳がん検診につきましても33%に対しまして22.4%という状況で、上記のような各種取り組みを行っておりますが、目標とかなり差がある厳しい現状であるということでございます。 このような現状の中で、がん検診の必要性の周知啓発は最重要課題であり、広報紙はもちろん、無料クーポンやコール・リコール、勧奨、再勧奨の事業で、受診勧奨の個人通知未受診者への受診勧奨通知を行っております。 また、自治会等に出向きまして、健康について考えるきっかけをつくっていただくために、いきいき健康サロンでも、がんを含む生活習慣病予防のため、生活習慣改善、具体的には規則正しい生活、禁煙、節度のある飲酒、適度な運動、栄養のバランスのとれた食事、適切な睡眠等の重要性や、がんの早期発見のためにがん検診をぜひ受けていただくように啓発に努めているところでございます。 この健康サロンでは、健康測定器具を使いまして、体組成計、それから血管年齢、骨健康度、血圧の測定を実施いたしまして、自分の健康に関心を持っていただけるような取り組みを実施いたしております。 さらに、町民体育大会でも、会場に保健センターのブースを設置いたしまして、同様に健康測定器具を使い、生活習慣の改善を呼びかけ、がん検診受診についての啓発も行っております。 さまざまなイベント等々でがんの重要性について呼びかけを行っているところでございます。 以上、述べてきましたような取り組みにつきましては、当然、今後も引き続き実施していく考えでございますが、国の計画の中に、がん対策を推進するための必要事項として、国民の努力が掲げられております。ここに掲げられているように、町民が一次予防として生活習慣の改善を今後も啓発してまいりたいと思っております。 がんは、自覚症状がなくても進行し、最終的には死に至ってしまう病気ではありますが、早期発見・早期治療により完治も望めるようになりました。そのため、これも国民の努力ではありますが、がんの早期発見・早期治療のために、二次予防としてがん検診を受けていただけるよう、その重要性を引き続きさまざまな機会で呼びかけ、自分の健康は自分で守るという意識を持っていただけるよう周知に努めてまいりたいと考えております。 最後に、がん教育については、国の計画において、施策の3本柱を支える基盤の整備として、がん教育、がんに関する知識の普及啓発が掲げられております。 がん対策基本法第23条においても、「国及び地方公共団体は、国民が、がんに関する知識及びがん患者に関する理解を深めることのできるよう、学校教育及び社会教育におけるがんに関する教育の推進のために必要な施策を講ずるものとする。」とされております。 健康については、子どものころから教育を受けることが重要であり、子どもが健康と命の大切さについて学び、みずからの健康を適切に管理するとともに、がんに対する正しい知識、がん患者への理解及び命の大切さに対する認識を深めることが大切であると考えております。 本町のがん教育の現状につきましては、平成28年12月の一般質問でも回答させていただいておりますとおりでありますが、国においても引き続き、がん教育推進のための教材や外部講師の活用を推進しており、本町においても引き続き、がん教育推進のための教材を活用していくとともに、外部講師による講演会としてGet元気21による喫煙予防教室を開催するなど、各小中学校で取り組んでまいります。 これらにより、児童生徒が1つ目のがんに関する正しい知識を持つ、2つ目にがん予防の早期発見の重要性を認識する、3つ目に自分や身近な人ががんになっても、そのことを正しく理解し向き合うことができることを目標として、がん教育を実施してまいります。 次に、伊藤議員の2つ目のご質問でございます。医療費の適正化に向けた取り組みを。 平成30年度から、国民健康保険の運営を安定させ、将来にわたって持続可能な制度とすることを目的に、県内のどこに住んでいても、同じ所得水準、同じ世帯構成であれば、同じ保険料水準になることを目指し、国民健康保険が県単位化されます。 県は、財政運営の責任主体となり、安定的な財政運営や効率的な事業の確保など、国保運営に中心的な役割を担うことになります。 また、平成30年度は、診療報酬の改正と介護報酬の改正が同時に行われる、先ほど議員もおっしゃいましたが、6年に一度の年であり、被保険者にとっては非常に関心のあるというところも承知いたしております。 議員ご質問の後発医薬品の普及促進及び医療費の適正使用促進、いわゆる重複・多剤投与対策についてでございますが、国においては、平成32年9月までに後発医薬品の使用割合を80%にすることを目標とし、できる限り早期に達成できるよう、さらなる使用促進策を検討することとなっております。 本町における後発医薬品の使用割合、議員のほうもお触れいただきましたが、平成28年度の3月診療分でございますが、国が63.1%、県が57.5%、王寺町につきましては61.3%でございました。若干、県よりは上回っております。また、直近の29年7月でございますが、国の平均が68.6%、県はちょっと今集計されておりまして数字は出ておりませんが、王寺町は61.5%でございました。これは参考でございます。 本町のこれまでの取り組みといたしまして、平成22年度に、後発医薬品の利用促進のため、保険証の切り替え時に、後発医薬品を希望することを示すシールを被保険者に配付いたしております。 また、平成27年度から、患者負担の軽減や医薬費の適正化に向けた取り組みといたしまして、後発医薬品に切り替えた場合に削減できる自己負担額を記載した後発医薬品差額通知を年6回送付いたしておりました。 平成30年度からは、国民健康保険の県単位化にあわせ、医療費の適正化対策、保健事業については、今後、県が中心となって県域での効率的かつ効果的な医療費適正化対策、保健事業を実施し、市町村は被保険者の特性に応じたきめ細かな保健事業を実施することというふうに定められております。 また、国保連合会に、これは仮称でございますが、国保事務支援センターが設置され、県と市町村が連携して医療費の適正化に向けた取り組みを行っていくこととなっております。 この(仮称)国保事務支援センターでは、後発医薬品の普及促進として、県域で統一的な後発医薬品差額通知や被保険者に対する後発医薬品の啓発活動を行っていただきます。 また、医療費の適正使用促進については、本町といたしましては、これまで実施しておりませんでしたが、平成30年度から、先ほど申しました(仮称)国保事務支援センターにおいて、全市町村の重複・多剤投与者の抽出をされ、注意喚起の文書を送付する取り組みが実施されるとともに、特に必要と思われる患者には訪問指導を行う体制が整備されることとなります。 本町では、これまで町独自で実施してまいりました特定健診の受診率向上、健診異常値放置者受診勧奨事業、糖尿病性腎症重症化予防事業などのきめ細かな保健事業を今後も継続していくとともに、平成30年度でデータヘルス計画の改正を行いまして、その分析結果を踏まえた保健事業を実施することで、被保険者の健康保持増進等、県全体の医療費適正化につながるように努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(楠本) 5番、伊藤議員。 ◆5番(伊藤) 浅井部長、るるご丁寧にご答弁いただきまして、ありがとうございます。 今も申し上げましたように、1問目の特にがんのことなんですけれども、がんだけではなくて、昨日の町長の施政方針にもありましたけれども、さっき言いました年齢が、これは必然ですけれども、毎年上がっていきますから、介護の費用でしたか、1年間に王寺町として単独で1億円ずつ上昇していくということがありまして、これは病気になろうと思ってなるわけでもないし、どこかで寿命というのは当然来るんですけれども、やはり一番大きな疾病のがん、この場合に、非常に今進歩してきていますけれども、やはり早期発見というのが一番早く適正にできるということではないかと思うんです。 この前、2月28日に、国立がん研究センターが、いっぱいいろんながんがありますけれども、1期、2期、3期、4期のステージの中で、例えば一番軽いと言われています前立腺がんだったら、1期の場合は98.2%、4期でも41%。ところが、膵臓がんとか、肝臓がんになると、1期、いわゆる最初の段階でも、膵臓がんやったら29.1、肝臓がんやったら25.7、4期ぐらいになりますと、もうほとんど数字にならんぐらいになるわけです。 しかし、医療費は当然かかる。こういった中で、この問題だけではなくて、今、皆さんよく御存じのように、1位がさっき言いましたようにがん、それから2番目が心疾患、そして3番目が脳疾患、それから4番目が血管障害、そして5番目が老衰というのが、今の日本人の死亡原因の順番なんですけれども、その中で、当然丁寧な医療というのをやらなければいけないし、さまざまな形になりますけれども、予防というのが一番大事。 そういった中で、今、浅井部長が検診受診率ということで、過去さまざまな努力をいただいて、例えば女性特有の乳がんであるとか、子宮頸がんであるとか、いろんな検診措置を講じてきていただいているんですが、なかなか上がらない。そのためには、コール・リコールであるとか、年齢が来たら、ある年齢で検診を受けていただくとか、いろんな形でやっているんですけれども、なかなか現実上がらない。 そういった中で、さっきもがん教育にもちょっと触れていただきましたけれども、浅井部長もおっしゃいましたけれども、防災ではないですけれども、自分の命は自分で守るという意識が一番これから大事になってくるんじゃないかなと思います。このことを幾ら言っておってももうあれなんで、今、町においても、県で受けていただいて進めていただけるということでもございますし、さっき浅井部長がちょっとおっしゃっていただきましたけれども、奈良県が本当にがんとして後進県だったんですけれども、たしか、ついこの前でしたか、2005年から2015年の10年間のがんにかかる率が何と23%も減って、全国で奈良県が一番になったと、がん後進県から上がった。まだちょっと努力せんないかん部分もありますけれども、そういった中からいって、今、奈良県は健康寿命一番を目指しておられるし、もちろん王寺町はその中で一番ですから、そうなると王寺町は日本一の健康寿命の自治体に私はなっていく可能性が非常に大きいんじゃないかと思います。 こういったことは、全て今、奈良県の場合も詳しく、どういうがんで亡くなったのかも、男性、女性に分けて全部数字が出ています。そういったことが、例えば、今でしたら県の県民だよりにも詳しく出ておりますので、やはりそういったことを含めて啓発活動をぜひ今後もよろしくお願いをしておきたいというふうに思うわけでございます。 そして、2問目、浅井部長に回答いただいたんですけれども、さまざまに今絞っていただいた2つの中の特にジェネリックになんかについては、今、保険証の裏にも張っていただいくようなシールとか、そんなんもあります。 昔は出しづらかった。だけど、今はそういうことが非常にやりやすくなった。そして、今回の診療報酬の改定を含めた中で、いわゆる大きな病院の近くに今、薬局がいっぱいありますから、そこへどうしても自然に行くんですけれども、今お医者さんのホームドクター、かかりつけ制度と同時に、薬局、薬剤師さんのかかりつけをすれば、そこら辺についてもかなり詳しく相談に乗っていただけます。 そういったことも含めて、今後さらに私は薬剤師さんとお医者さんというものの連携が本当に大事だと思うんです。だから、そういった面で、昨日でしたか、今回いただいています平成30年度の王寺町の予算で見ても、たしか、これが全て医療費とお薬代ではないと思いますけれども、町予算86億7千万のうち、浅井部長のところの民生費の予算が28億円、全体の32.4%、3分の1あるわけです。伸び率も、全体では7%ぐらい減っているにもかかわらず、106.8ということですんで、このこと、それにプラス、今日はもう触れておりませんけれども、さまざまな必要な医療に関しては、これはやむを得ないと思いますけれども、それに対する減らしていく手だて、それをぜひお願いしておきたいと思います。 昔でしたら、血液検査とか、それからレントゲン、病院を変わるたびに撮らんないかんわけです。そんな無駄なことは、私はないと思うんです。そういったことを含めて、今後、うちだけで全部できることじゃないですけれども、データヘルスとか、そういうものに取り組んでいただく基本的なお考えを、ちょっとだけ触れていただきたいと思います。 ◎番外(浅井住民福祉部長) はい。(発言の挙手) ○議長(楠本) はい、部長。 ◎番外(浅井住民福祉部長) 住民福祉部の浅井でございます。 今、平成30年度予算のことも含めて、議員のほうからご質問をいただいております。 おっしゃるように、民生費の予算につきましては、かなり伸びてきている、当然、介護保険の繰り出しも含んでおりますので、かなり膨らんでいるかなというふうには思いますが、患者さんといいますか、住民の方々に、まずうちが言っているのは、かかりつけ医を持ちましょうという形の話をさせていただいています。先ほど言いますように、いろんな病院に行って、いろんな薬をもらう、治療を受けるというよりも、やっぱり地域のほうで信頼のできる自分に合ったお医者さん、かかりつけ医を持っていただいて、何回も複数の病院にかかるんではなく、やっていただく。これでもかなり医療費のほうが削減されるものと思います。先ほど触れましたように国保の県単位化になりまして、県の役割、それと市町村の役割という形で、今、明確に運営方針のほうで示されました。 今までうちがやっていた取り組みは、今度、県のほうで、ジェネリックの関係につきましても県のほうでやっていただく形になります。それは、県としては、スケールメリットを考えて県全体で取り組むほうが当然効果的であるということから、そういう差額通知とか、いろんな取り組みにつきましては、県のほうでやる。これは当然そうやと思います。 その分、今まで市町村がやっていた部分につきまして、今後は県がやりますので、その部分を議員のほうも先ほど述べられましたように、保健事業、いかにして医療費を削減するか。当然、分析も含めて、そのために平成30年度で本町のデータヘルス計画の改正を行わせていただきます。 今は王寺町はどんな教育になるのかという形の分析をさせていただいて、その中で必要と思われる効果的な部分を分析させていただいて、今後、その事業についても取り組みを進めていきたいというふうに考えております。 当然、特定健診の受診率も上げなければなりません。がんも含めて、医療費削減ということになれば、まずは早期発見ということで、がんもそうですし、特定健診で生活習慣病の改善をするのも必要でありますので、その辺も含めて、今後、効果的に行うにはどうしたらよいのか。住民さんが受けてみようかなというふうに思っていただけるための方策を今後も検討しながら進めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(楠本) 5番、伊藤議員。 ◆5番(伊藤) 5番、伊藤です。 ありがとうございます。 いずれにしましても、先ほどの中でもちょっと触れましたけれども、2025年ということを、もうこれは目前ですので、オリンピックも2020年にありますけれども、2015年で社会保障費が大体120兆ぐらいだったのが、これが2025年には150兆になる。その中の伸び率の一番大きいのが、介護の1.9倍と、それから医療の1.4倍でございます。その中に当然我々の費用も含まれておるわけでございます。これをマイナスにするということは、至難のわざ、本当に難しいと思います。 しかし、この伸びを、さっきもちょっと冒頭触れましたけれども、この4月1日から国保の一元化がされるわけです。先ほど浅井部長のほうから、どこに住んでおってもみんな一緒やと言いますけれども、現実は、今まで一番低いところは奈良県では6万何ぼ、高いところは14万ぐらい。これを今から6年間かけてしていくわけで、そうなると、やっぱり負担のお願いをする中でいけば、私たちでできることというのは、いただく薬、そして言い方は悪いですけれども、お医者さんにかかるのをもう少しいろいろ考えてかかるということが、私はひいては大きな費用のできる部分につながってくると思います。 そういったことで、ぜひ町を挙げて、住民さんの命はもちろん第一義に守っていただかなければいけませんけれども、その中で必要なものについては、やはりこれからの医療をこれだけ、昨日も町長がおっしゃっていましたけれども、南小学校では授業も全部データ、パソコン、端末でやるという時代に入ってきておるわけです。そういったことからいけば、もっとそういったものは私は使えると思うんです。一例ですけれども、今いろんな情報が携帯に来ています。そういった中で、この医療情報というのも物すごく大きな私はしては大事な部分だと思います。 そういったことから、ぜひこれからいろんなヒントで、町長が来年度もやっていただける人間ドックもそうですけれども、例えば結婚記念日に必ず受診をするとか、そういったことが私はこれからますます高齢化社会の中で必要になってくると思いますので、町のさらなる努力をお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(楠本) これをもちまして、伊藤議員の一般質問を終了します。 次に、4番、大久保議員、登壇の上、質問を願います。 ◆4番(大久保) はい、4番、大久保です。(発言の挙手) ○議長(楠本) 4番、大久保議員。 ◆4番(大久保) 登壇 議長のお許しをいただきましたので、2問質問させてもらいます。 私は今日も一般質問を今からさせていただくわけなんですけれども、町長が今5年目なんですけれども、丸5年ですかね、その間、いろんな一般質問をさせていただいて、先ほどの嶋内議員じゃありませんが、大半のことをやっていただいていると。そのために一般質問をやりまして、非常に町長に私自身感謝しておりまして、また担当部署にも、いろんな形で応援していただいて、実現いただいている。そういう意味において、今日もまた一般質問させていただきますが、ぜひとも実現できるようによろしくお願いいたします。 まず、1番目に泉の広場町営プールについて。 (仮称)泉の広場防災センター新築工事に伴い、泉の広場町営プールは今後どのようになるのでしょうか。 これに関しては、昨日の町長の施政方針でおおむねお答えはいただいているわけなんですけれども、当初、泉の広場のプールは今年と来年はまだ使えるということを聞いておりましたが、昨日の話であれば、それは難しいと。なくなった場合、舟戸公園のプールは利用できるものの、住民のための町営プールは、やっぱりまちの中心に置くべきと、私は考えております。 泉の広場町営プールは、毎年子どもたちが楽しむ姿をよく見かけます。ぜひとも泉の広場周辺に何らかの方法で存続に向けた検討をしていただきたいと私は考えております。 以上、改めて町長の考え方をお聞かせ願いたいと思います。 引き続きまして、2番目でございます、葛下川阿弥陀橋付近の修復工事について。 昨年の10月21日の台風によって、阿弥陀橋上流の右岸、左岸において、堤防護岸ブロックがダメージを受けている箇所が数カ所ございます。河川が増水する梅雨の季節には、しばらく時間がありますが、一日でも早く復旧していただきたい。 御存じのように、東日本大震災の津波、また各地で発生している河川の氾濫、大量の水の力の怒りは、人間の力ではおさめることはできない、不可能に近いと思います。 奈良県と協議されていると思いますが、現在の復旧工事の状況を町長にお伺いいたします。 一昨日ですか、3月6日の雨のときも、まだ修復されてない箇所には、かなり水が入って、土砂が持っていかれている。そういう現状もございますので、ぜひとも早く修復していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(楠本) 理事者、答弁願います。 はい、平井町長。 ◎番外1番(平井町長) 大久保議員のほうから、質問を2問いただいております。 1点目の泉の広場町営プールの件でございますけれども、今お触れいただきましたように昨日も方向の説明もさせていただきましたけれども、改めて答弁をさせていただきます。 泉の広場の町営プールでございますけれども、これにつきましては、ご案内のとおり、昨年3月に王寺町の公共施設等総合管理計画を定めさせていただきました。この中で、「泉の広場町営プールは、泉の広場公民館・体育館を建て替えるに当たり、廃止を予定している」「それにかわり、学校プールの一般開放や近隣市・町営プールと連携をし、割引制度を用いるなどの検討を行う」と、こういうふうに昨年3月の管理計画の中では記述をしておったところであります。 この1つの理由でございますけれども、泉の広場町営プールは、昭和52年に建設をして以来、約40年が経過しております。したがって、かなり老朽化が進んでいること、さらに利用者につきましても、多少はデータがあるわけでありますけれども、年々実は減少しているということが現状でございます。 数字で申しますと、年によって暑さでありますとか天候によって前後があるわけでありますけれども、平成24年度の利用者数は8,939人であったわけですが、29年度、昨年度は6,534人ということで、27%減っております。3日間営業を休止したということもあったわけでありますけれども、全体として利用数という意味では実は減ってきているというのが実情でございます。 また、そのうち、利用者の7割を占める子どもさん、これは小学生以下でございますけれども、この利用者数を見ましても、24年度の6,065人から29年度の4,264人ということで約3割程度減っている。これが数字的なデータ、現状であります。 施設について、6年から9年に、過去、大規模改修工事も実施しているわけでありますけれども、その後はやはり老朽化が進んでおりまして、昨年の8月には、幼児用プールの底の繊維強化プラスチック、いわゆるFRPという部分でありますけれども、この部分が剥がれまして、簡易補修のために一時的に営業を休止したということがございました。 その後、30年度、今年度のオープンを前提にいたしまして、利用者の安全確保のために、いろいろ検討を行いました。プール槽の塗装等の改修が1つ、それからプール槽の塗装、それからプールサイドの張り替えといった現地の検討をする中で、実は雨漏りによる漏電の危険性があることも判明いたしました。こういったことにいろいろ手だてを行いますと、かなり多額の改修費用がかかってくる。 それから、今お触れいただきましたけれども、テニスコートもプールも同時ですけれども、この解体撤去が予定されておりますので、続けて使えるのもあと2年が最大と。こういったこともございますので、泉の広場の町営プールは今年から営業を休止とさせていただきました。 舟戸プールは、これまでの利用はしていただけるわけでありますけれども。 しかしながら、一方、ご質問にありましたように、幼児等の利用も多いということから、泉の広場の代替施設として、25メートルプールとあわせて、小プールのある学校施設として、一番適している施設はどこかということで検討しました結果、新しいということにも加えまして、また年少3歳から年長5歳までの校区の児童数で見てみますと、町全体の40%を占めることから、南小学校のプール、これは元年の建設でございますけれども、こちらのほうのこの夏の利用をしたい、学校の夏季休業中の開放をしたいということで、今、必要な整備等の検討を行っているところであります。 したがいまして、予算にも所要額を計上しておりまして、今後、管理体制はもちろんのこと、セーフティボックス、ロッカーでありますとか、必要な備品について整備をし、皆さんのご理解を得ながら、南小のプールをご利用いただけるように広報を行っていきたいというふうに思っております。 町営プールはまちの真ん中にあったらというご要望、趣旨は非常によくわかるわけでありますけれども、町営プールそのものを今後新たに更新していくのがいいのかどうか。これはいろいろ管理計画の中でも議論はさせていただいたところでありますけれども、1つの方策として、今、泉の広場の利用を見てみますと、小さな子どもさんの利用が非常に多いということも事実だと思います。 したがいまして、これはもう少し細かい検討が要るわけでありますけれども、将来的に未就園児などの小さな子どもさんが水遊びのできるような場所ということで、これについては、大きいスペースは要らないと思いますし、管理棟がわりの当然公民館があるわけですので、近くで水の利用もできる、更衣室もある。こういったことも考えますと、泉の広場公園の整備の中で、小さな子どもさんの水遊びができるような場所も検討していけたらなと、こういうふうに思っているところでございます。 それから、2つ目の葛下川の阿弥陀橋周辺修復の護岸工事の件でございます。 ご案内のように台風21号、町内にも大きな爪痕を残したわけでありますけれども、数字で紹介させていただきますと、昨日お触れさせていただきましたが、大和川の水位が王寺の観測所で8.14メートルということで、昭和橋観測史上最高の水位でございました。また、下流の藤井観測所においても10.1メートルを計測した後、計測不能となったわけであります。そのために、町内で倒木あるいは土砂崩れ、床上浸水、こういった被害が発生しました。 家屋への被害につきましては、大和川、葛下川の両河川が溢水、堤防を超えて水があふれました。96件の床上・床下浸水があったということでございます。また、藤井地区でも墓地の流出があったと。こういった甚大な被害が発生したところでございます。 今、議員お尋ねの箇所についての答弁でございますが、葛下川阿弥陀橋上流の右岸、左岸におきます護岸ブロックの復旧工事でございますけれども、阿弥陀橋上流のせせらぎ公園付近、風船ダム付近、そして畠下橋から50メートル上流の3カ所で、護岸ブロックに被害を受けたところでございました。 この対応についてでございますけれども、河川管理者である奈良県、これは高田土木事務所の所管でありますが、こちらによりまして、せせらぎ公園付近の護岸ブロックは昨年末の12月29日に復旧の完了をいたしております。 また、上流の風船ダム付近につきましては、復旧に向けて今調整中でありまして、発注の準備を進めているというふうに聞いております。 また、畠下橋上流の護岸ブロックの復旧でございますが、2月2日に入札が実施されたようでございまして、着手のための準備が進められております。高田土木によりますと、5月までを工期といたしまして、6月以降の出水期までには復旧完了するということで、我々としては伺わせていただいております。 この箇所以外で、葛下川でございますが、葛下川下流の清川五番館についてもお触れさせていただきたいわけでありますけれども、五番館付近の溢水箇所におきましては、町が当面土のうを積むといった緊急措置を講じてきていたわけでありますけれども、奈良県高田土木事務所によりますと、これも応急措置ではありますけれども、5月の末までに、1トン土のうというようでございますけれども、大型の土のうに積み替えまして、6月以降の出水期に備えるということ。さらに、抜本的な河川改修につきましても、予算の確保とあわせまして、事業の早期着手について検討を開始したというふうに聞いております。 特に、こちらのほうにつきましては、県・国についても、私としては早急な対応ということで、かなり複数回要望も実はさせていただいたわけでありますけれども、何とか一番早いパターンでのそういう工事への対応をしていただけたものというふうに、これは感謝しているわけでありますが、今後の工事の進捗あるいはその途中経過も含めまして、地域の皆さん方には情報提供を適宜適切にやっていきたいというふうに思っているところでございます。 最初の点にも触れますけれども、河川だけじゃなく道路もそうですけれども、定期的にパトロールを行っておるわけでありますけれども、破損とか、ふぐあいの箇所の発見時には、町管理の施設はもとより、その他の施設についても、県あるいは国と連携を密にいたしまして、皆さんに安全・安心の生活をしていただけるように今後とも努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(楠本) 4番、大久保議員。 ◆4番(大久保) 4番、大久保です。 簡潔にお答えいただき、まことにありがとうございます。 王寺南小学校を利用するということなんですけれども、やはり山の上というんですか、ちょっと上のほうになりますんで、お母さん方あるいはお父さん方が連れていくということで、駐車場の問題はどのようになっているんでしょうか。それをちょっとお願いいたします。 ◎番外(中井教育次長) はい、議長。(発言の挙手) ○議長(楠本) はい、中井教育次長。 ◎番外(中井教育次長) 教育委員会の中井でございます。 南小学校のプール開放に当たっては、基本的に、泉の広場もそうだったんですけれども、できるだけ公共交通機関をご利用いただきたい。かつ、町長の答弁にもありましたように、南小校区の年少から年長の園児というか、子どもさんの数が町全体の4割を占めているということで、位置的バランスからも歩いて来ていただける方も多いのではないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(楠本) 4番、大久保議員。 ◆4番(大久保) 4番、大久保です。 それはよく理解はできるんですけれども、美しヶ丘のほうは、よく道路に車を置いているという現状もあるので、その辺、どうしてもちょっと遠くの方だったら車で送って行ってぽっと置くと。学校の校舎内で置くというスペースはないんですか。 ◎番外(中井教育次長) はい、議長。(発言の挙手) ○議長(楠本) はい、中井教育次長。 ◎番外(中井教育次長) 教育委員会の中井でございます。 南小学校の中の駐車場は本当に限られていますので、実際問題、いろんな行事とかの場合は、ちょうど学校の前、当然交差点付近は駐車禁止になりますけれども、白線以内にとめれば、駐停車禁止の指定区域以外ですので、中にはそこに駐車して利用されている方も出てくると思います。中の駐車場は狭いので、想定しておりません。 以上でございます。 ○議長(楠本) 4番、大久保議員。 ◆4番(大久保) 4番、大久保です。 ありがとうございます。 それと、先ほど町長がおっしゃった、今は泉の広場は工事中なんですけれども、やはり行く行くは子どもの遊び場というんですか、現状は今までの泉の広場あるいは舟戸におきましても大きい子どもが泳ぐということは余りないと思うんですけれども、そういう意味において、お子さんが暑いときに水遊びができるようなスペースを、もちろん工事をやっているうちは無理なんですけれども、ぜひとも一日でも早くできるようにやっていただきたいと思います。 それと、もう1つ、プールに関連して少しお聞かせ願いたいんやけれども、泉の広場のプールが昭和52年建設で、義務教育学校のプールが王中のプールを今度使うと聞いているけれども、あれはいつごろつくられたものなんですか、もしわかれば、お教え願いたいです。 ◎番外(中井教育次長) はい。(発言の挙手) ○議長(楠本) はい、中井教育次長。 ◎番外(中井教育次長) 教育委員会の中井でございます。 現行の王寺中学校のプールは、平成9年につくられたものです。ただ、中学校のプールというのは、御承知のとおり部活動がございますので、基本的に学校開放というのには適さないと考えております。 以上でございます。 ○議長(楠本) 4番、大久保議員。 ◆4番(大久保) 4番、大久保です。 もちろん開放という意味で伺ったんじゃなしに、結構新しいんですね。ありがとうございます。 次は、例の河川のところですね。 確かに、今、看板で5月31日までは工事をやるということになっております。そういう意味において、本当に一日でも早く工事をやっていただきたい。そのような形でぜひとも県に強く働きかけていただいて、お願いしたいと思います。 それと、雨に関しては、もちろん梅雨時期はよく降るんですけれども、昨日、おととい、どういう状態でまた降るやらまだわかりませんので、それもあわせて一日でも早く改善していただきたいと、かように思っておりますので、よろしくお願いします。ありがとうございます。 ○議長(楠本) これをもちまして、大久保議員の一般質問を終わります。 次に、9番、中川議員、登壇の上、質問を願います。 ◆9番(中川) はい、9番、中川です。(発言の挙手) ○議長(楠本) はい。 ◆9番(中川) 登壇 1点だけ質問させていただきます。 王寺アリーナの洋式トイレ増設ということでしておりますが、公共施設についても洋式トイレの増設をお願いしたいと思います。 本町のスポーツ施設である王寺アリーナは、幅広い年齢層の方々が利用されております。その中には、和式トイレにふなれな幼児や若い世代の方、また足、膝などが弱いご高齢の方など、多くの方々が利用されております。洋式トイレを望む声が多いと考えております。 そこで、王寺アリーナの洋式トイレ増設についてお伺いしたいと思います。町長ひとつよろしくお願いいたします。 ◎番外(中井教育次長) はい、議長。(発言の挙手) ○議長(楠本) はい、中井教育次長。 ◎番外(中井教育次長) 一般質問、中川議員からの王寺アリーナの洋式トイレ増設についてでございます。 王寺アリーナは、平成2年の竣工以来、多くの住民の方々にご利用いただいております。 利用者数を申し上げますと、平成25年度の7万5,138人から平成28年度は8万7,644人で、3年間で17%増加しております。これは住民のスポーツ熱や健康志向の高まりから年々増加しているところです。 利用内容につきましては、バレーボールやバドミントン、卓球などの球技を初め、体操やボール遊びなど子どもたちが遊びを通してスポーツを楽しむような種目から、健康体操やダンス、フォークダンスなどシニア世代の方が健康づくりを目的に活動される種目までさまざまあり、スポーツを核として幅広い世代の方々が利用していただいているところであります。 施設は建築後30年近くが経過しており、老朽化が目立っているものの、全体としては利用いただいているマナーに対する意識が高いため、きれいに使用していただいているところです。 ご質問の、まずトイレにつきまして、現状でございますが、1階に男女トイレがそれぞれ1カ所ずつ、車椅子使用者が利用できる広さで、かつ手すりを備えた多目的トイレが1カ所、2階に男女トイレがそれぞれ1カ所ずつございます。大便器は、全体として16基あり、うち洋式便器は3基あります。内訳といたしましては、1階の男女トイレにそれぞれ1基ずつ、多目的トイレに1基設置しており、洋式便器の設置率は全体として19%となっております。 今般、家庭では洋式トイレが一般化しており、特に足腰の弱い高齢者にとっては和式トイレは使いづらいのが現状であります。また、昨年10月の台風21号による災害時には、避難所運営の課題として、和式トイレが利用しづらいという声をいただきました。そういったことから、2階のアリーナ部分は避難所としても子どもから高齢者まで幅広い世代の方が施設を利用されるわけですから、現在、洋式便器のない2階トイレに男女1基ずつ洋式便器の設置を行うため、30年度予算に改修費用を計上させていただいたところであります。 既に昨年、文化福祉センターのトイレについても改修をさせていただきました。また、今建設しています泉の広場防災センターについても洋式トイレを全て確保しております。 今後についても、利用者のニーズに即した形で必要な施設環境の整備を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(楠本) 9番、中川議員。 ◆9番(中川) 再質問させていただきます。 今言うている王寺アリーナの洋式トイレについて、私は今、質問させてもらっておりますが、私は女性のほうに入ったことはないんですけれども、女性のほうからは鍵も潰れているという。こういうふうな問題が出てくるというのは、一体誰が管理をしているのか。そこらあたりもはっきりしておいていただきたいなということをちょっと今お答えいただきたいと思います。 また、今の段階でお話を聞きましたら、2階については1基ずつさせてもらうと。ほんなら下は今現在そのままで…… ○議長(楠本) 一問一答で、すみません、よろしくお願いします。 ◎番外(中井教育次長) はい。(発言の挙手) ○議長(楠本) はい、中井教育次長。 ◎番外(中井教育次長) 教育委員会の中井でございます。 管理、受付とかに関してはシルバー人材センターの職員が対応しているんですけれども、管理する立場としては課長が館長を兼務しております。 以上でございます。 ○議長(楠本) 9番、中川議員。 ◆9番(中川) そうすると、下のほうで聞いたら、役場のほうに言うているというふうに聞いておりますけれども、いまだに直ってないということで、もう2週間ほど前の話なんですけれども、そこらあたりはどういうふうに今後処理をやっていかれるんか。それも聞きたいと思いますんで、よろしく。 ◎番外(中井教育次長) はい。(発言の挙手) ○議長(楠本) はい、中井教育次長。 ◎番外(中井教育次長) 教育委員会の中井でございます。 今のご質問というのを把握できてなかったんですけれども、本来、絶えずシルバー人材センターの職員とか、あるいは文化資源活用係の職員とかもいていますので、そういった状況を連絡が入ったら速やかに修繕は対応しています。 ですので、そのまま放置するようなこと自体はあり得ないというか、そういうことを把握した時点で、利用者に使っていただきやすいように管理を行っております。 以上でございます。 ○議長(楠本) 9番、中川議員。 ◆9番(中川) 余り奥歯に物の挟まったような物の言い方をせんと、やっぱりそこらあたりしっかりと見きわめていっていただきたいと思います。 それについて、トイレ、今言っているウォシュレットというのは非常に高価なもので、お金もかかります。だから、そういうものじゃなくても、ウォシュレットでないもので、要するにポータブルのものはやはり非常に危険性があるやろうと思うんで、できる限り備えつけで、ウォシュレットでないようなものを備えつけていくというふうな予算はとれないんですか。 今、町長の施策の中で、非常にいろんなことをされてこられていることは、昨日のいろんな形で我々も聞いておりますけれども、やはり私は足元のことはまず第一にしていただきたいなということで、ほかの予算を削ってでも、こういうことは住民に喜ばれることやということで私も話をさせてもうておりますので、そこらあたりはひとつよろしくお願いします。 ○議長(楠本) 中井教育次長。 ◎番外(中井教育次長) 教育委員会の中井でございます。 まず、先ほどのまず1点目なんですけれども、故障とかそういったことがあれば、速やかに必ず対応させていただきます。 今おっしゃるように洋式のトイレ、今回2階の部分を新たに改修、設置させていただくんですけれども、回答の中で申し上げましたように、昨年は文化福祉センターの大改修をさせていただきました。その時点で洋式トイレを大幅にふやしたということとか、泉の広場防災センターの建設に当たっても、これまでの施設については、ほとんど洋式がなかったのを、全て洋式トイレにするとか、そういった形で順次改修をやっておるところです。今後についても、住民のニーズに即した形で、必要な改修は計画的にやっていきたいと思っております。 また、ポータブルというお話もあったんですけれども、災害時については、当然不足するようなところも、現施設だけでなく、あると思いますので、そういったときはポータブルで和式トイレを洋式にすぐできるような形の手だてをすることによって、利用していただく方にとっては利用しやすいように、そういった確保、配慮は行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(楠本) 9番、中川議員。 ◆9番(中川) 我々議員としては、やっぱり財政の健全化、理事者側のこういう要望をしたいというのは非常によくわかるけれども、やっぱりそれを見きわめて、それがいいんかどうか。それはいいことは間違いないにしたって、やっぱり財政が一番気になりますんで、そこらあたりは議員さん全員が心配しているところもありますんで、そのあたりひとつよろしくお願いしたいと思います。 それと、今、私も王寺のアリーナの洋式トイレということで一般質問を出したけれども、見ていけば、今のアリーナだけじゃなしに公共施設に関しても、しっかりと財政の上においてどれぐらいのお金がかかるんか、そこらの数字的なことも出していただきたいということで、ひとつお願いしておきたいと思います。できたら、この30年度に、できる限り多くの洋式トイレをしていただきたいということだけひとつ要望しておきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(楠本) これをもちまして、中川議員の一般質問を終わります。 暫時休憩させていただきます。再開は11時30分からでございます。よろしくお願いします。     休憩 午前11時14分     再開 午前11時30分 ○議長(楠本) 休憩を閉じて再開させていただきます。 次に、3番、小山議員、登壇の上、質問を願います。 ◆3番(小山) はい。(発言の挙手) ○議長(楠本) 3番、小山議員。 ◆3番(小山) 登壇 3番、小山です。 それでは、私のほうから2問一般質問させていただきます。 まず、1問目ですが、ごみ出し支援事業について。 日常生活に介助や支援が必要な高齢者のほぼ半数は、高齢者の単身世帯か高齢者のみの世帯だと言われております。若い世代の同居者がおらず、近所の支援もなくて、大きなごみ袋を集積所まで運ぶごみ出しは困難という人がふえております。 高齢者が自分でごみ出しをすることが困難にもかかわらず、必要な支援が受けられないことで、不適切なごみ出しの増加や不衛生な住環境に陥ることもあります。高齢者や障害者を初め、ごみ出しが困難という人たちを支援する事業に取り組む自治体が広がっています。 国立環境研究所のアンケート調査では、高齢者、障害者のごみ出し支援事業に取り組む自治体は約23%、2015年のデータでございます。奈良県内の市町村の取り組み状況は、9市5町で無料で実施されております。 この通告書を出しましたときには、私の調べでは9市5町だったんですけれども、この4月から川西町もされるということで、もう1町、2町ふえる見込みでございます。 家庭ごみの収集を、集積所まで出すステーション方式ではなく、各戸収集を行っている市町村もあります。支援を必要とする人の生活実態を知り、支援するために、声かけ、見守りとあわせて実施する自治体もあります。本町では、高齢者、障害者に加えまして、年齢に関係なく、ひとり暮らしの方が、けがや病気の場合にも、ごみ出し支援事業を声かけ、見守りとあわせて実施されることを求めます。 2問目ですが、本町の水道料金は2015年度、平成27年から1立方メートル当たり140円から115円に引き下げられました。しかし、近隣の自治体に比べると高い水道料金になっています。 また、本町では、今年1月に県営水道100%に切り替わったことで、今後は自己水に係る管理費用、機械維持費やしゅんせつ費用などが不要になると考えられます。 さらに、2016年、平成28年度の決算におきまして、およそ14億6千万円の運転資金があります。長期にわたり高額な水道料金を支払ってきました住民に還元すべきと考えます。 これらの理由により、水道料金の引き下げを求めます。 以上です。 ○議長(楠本) 理事者、答弁願います。 平井町長。 ◎番外1番(平井町長) 小山議員のほうから2問質問をいただきました。私のほうからは1点目のごみ出し支援についてお答えをさせていただきます。水道の件は、また水道部長のほうから答弁をさせていただきます。 ごみ出し支援でございます。奈良県内で、現在、無料でごみ出し支援を行っている市町村、議員お述べのとおり、川西町も入れて9市5町と、今、私の手元ではそういうふうに伺っておりますが、14団体がされておるということでございます。 実施状況を調査させていただきました。支援を受ける条件として、65歳以上の単身世帯や70歳以上の高齢者のみの世帯を対象に、あるいは要介護認定を受けた方でホームヘルプサービスを利用している方、あるいは障害者支援制度による給付サービスを受けられている方で近くに支援できる家族等がいない方、こういった方を対象にして市町村のほうでやられている。これが今申しました要件で行われているのが6市5町。 それから、そのほかにも自治会の代表者や民生委員の方等の申し出によりまして、ごみ出しが困難なことを近所の方の了承のもとで実施している市町村、これは実は桜井市なんですけれども、このパターンとか、あるいはまた宇陀市ですと、社会福祉協議会のほうで30分500円というワンコインサービス的な有償で、ごみ出しのほか庭の草刈り、あるいは部屋の清掃を行うサービスを行っている。こういったことも承知をしております。 収集の方法につきましては、自治体が運営主体となっている直営支援型と、地域の自治会などに補助金を支給の上、実施しているコミュニティー型の2つのタイプがあるのかなというふうに思っております。 それぞれ市町村の地域の状況に合った形で支援が行われておりまして、このごみ出し支援、アンケートによりますと、全国の市町村で2割を超えているといった国立環境研究所のほうのアンケート結果もあるということのようでございまして、全国で2割を超えているということから見ても、本町においても高齢者等へのごみ出しの支援の必要性は高いものというふうに考えております。 また、高齢化なり核家族化を含む中で、今後さらにひとり暮らしや高齢者のみの世帯がふえてくるということが当然予測されますので、ごみ出し支援については制度化を王寺町としても図っていきたいというふうに考えているところでございます。 今後、県内において先行している自治体の実施状況を参考にさせていただきまして、運営上の効果あるいは課題等について聞き取り調査などを行いまして、これを参考にしながら、お述べのように見回りといったことも含めまして、町独自の仕組みを考えていきたいなと、こういうふうに考えております。 この際、本町の見守りを兼ねたごみ出し支援の仕組みのつくり方でございますけれども、1つは、公平性の観点といったことから、やはり利用者の要件をどういうふうに設定するのか、あるいは収集方法をどうするのか。さらには、ご案内のように、当町王寺も、やはり道路幅が狭くて車両が進入できない地域もありますので、場合によって軽ダンプを購入するとか、あるいはまた必要な人材、人件費等も当然ふえてくるものというふうに思っております。 さらに、高齢者の方々も多様ということだと思いますし、必要な高齢者等のそれぞれ実情といったものを正確に把握するということがやはり必要だろうというふうに思います。このためには地域との連携といったことも当然必要となってまいりますので、自治会の皆さんや、また民生委員の皆さんにもご協力をいただいて、見回りを兼ねた本町独自のごみ出し支援事業として、できるだけそういった課題をクリアした上で、目標といってはあれですけれども、下期には何とか着手ができないかなと、今そういうふうに考えているところでございます。 また、戸別収集のお話もありました。カラス対策でありますとか、ごみの減量化の取り組みとして、戸別収集については奈良県の自治体で3市4町1村が実施されているということも承知をしております。 全国の人口の多い都市部で最近新聞等で聞くわけでありますけれども、平成16年10月から東京の武蔵野市で導入がされ、また最近17年7月から、東京ですけれども、品川区で23区で初めて区内全域で戸別収集を導入された。こういったことも伺っております。 この戸別収集の導入の背景といったことをちょっと調べたわけでありますけれども、やはり指定したごみ収集日以外にごみを出される。あるいは、しっかり締めずに捨てる。こういったマナー違反が絶えないことから、カラスがごみを食べ散らかす。こういったことで、周辺住民からの苦情が多く寄せられたといったことが大きな要因だというふうに伺っております。 先例といいますか、先にやられているところを多少お聞きしますと、戸別収集のメリットとして、結果ごみの減量が図れると。一戸一戸のそれぞれおうちの前に出されるわけですので、それは世間体といったらいいんでしょうか、そういったこともあって、やはり結果としてのごみの減量化につながっている。あるいは、同じくマナーの向上につながっている。あるいはまた、高齢化の中で、年配の方とか体の不自由な方が、ごみ集積所が遠方でしたら、そちらへ行かずとも家の前に直近で出される。こういったメリットがあるというふうにお聞きしています。 しかし、片方でデメリットとして、やはり経費の面で、収集員を増員することとか、あるいは収集車両も軽も含めて当然対応しなければいけない。こういう経費面での増加といったことも伺っております。 両方あるわけでありますけれども、1つは、先ほどの最初の話に戻りますけれども、お年寄りの方が遠方の収集所へごみを出すという必要がなくなる。また、場合によっては小分けして、複数回で玄関まで運んでいただくといったことで、結果として安全な運動につながる。こういったことも健康増進の面で言われるのかなというふうにも思っております。こういったことから、戸別収集という方法につきましても、もう少し検討の余地があるというふうに実は思っております。 地域の実情も見ながら、これも自治会長なり皆さん方にもぜひご協力いただいて、実情に沿って一番いい方法を模索していきたいと、こういうふうに思っているところでございます。 1問目、私からは以上です。2問目は水道部長のほうがご答弁します。 ◎番外(井関水道部長) 議長。(発言の挙手) ○議長(楠本) 井関水道部長。 ◎番外(井関水道部長) 小山議員の2点目、水道料金の引き下げについては、私のほうからお答えをさせていただきます。 まず、議員から、ご質問の中で、本町の水道料金は2015年、平成27年から1立方メートル当たり140円から115円に引き下げられたが、なお近隣自治体に比べ高いとのご意見をいただきました。 水道料金の算定に当たりましては、人件費、受水費、また水道施設の維持・修繕費、さらには施設の減価償却費などの営業に係ります費用や過去の建設改良事業費の支払い利息など、さまざまな要素から算定をされるものでございます。 したがいまして、市町村ごとでこういった前提条件が異なることから、単純に数字だけで比較できるものではないと考えておりますが、本町の料金が近隣自治体、また県内も含めまして突出して高い料金設定になっているとは考えていないところでございます。 続きまして、また議員から、本町では今年1月に県営水道100%に切り替わったことで自己水に係ります管理費用が不要になると考えられるというご意見をいただいております。本町の現行の水道料金につきましては、県営水道100%への移行を前提とした場合の財政シミュレーションに基づきまして、平成27年4月から最大1立米当たり25円引き下げる料金改定を行ってまいりました。 言い替えますと、本年1月に県営水道100%への切り替えを行ったわけでございますが、それよりも3年近く早めて県営水道100%を前提とした料金に引き下げを行ったもので、できる限り利用者のサービス向上に努めてきたところでございます。 なお、申し添えますと、自己水の廃止に伴いまして第1浄水場の稼働に係る経費は当然削減されるわけでございますが、反面、県営水道の受水費用が増加になることから、一概に水道事業の運営に係る経常経費の大きな削減があるというものではございません。平成30年度の水道事業会計の予算を参考として申し上げますと、それでもざっと1千万円ぐらいの削減になるのかなというふうに考えております。 次に、今後の料金体制の見直しにつきましてでございますが、この件につきましては、平成27年12月議会での小山議員からの一般質問の中でも、町長のほうから回答させていただいているところでございます。その時点では、今後、県営水道100%へ転換する市町村が増加し、県営水道の需要が高まることが予測される中で、県営水道における料金改定などの動向、そして本町水道事業の経営状況も勘案しながら、料金改定について検討を行ってまいりたいとお答えをさせていただいており、現在も基本的にはそのように考えているところでございます。 なお、水道料金の改定につきましては、水道法施行規則第12条では、水道料金がおおむね3年を通じ財政の均衡を保つことができるよう設定されたものであることとされている点、また、公益社団法日本水道協会の水道料金算定要領の中におきまして、料金の算定期間はおおむね将来の3年から5年を基準とするとされていることにのっとりまして、本町におきましても、平成27年の料金改定から本年で4年目を迎えることから、新年度予算で経営計画検討業務の経費を計上しておりまして、将来20年スパンの財政シミュレーションを行ってまいりまして、今後の料金改定の必要性も含め検討は進めてまいりたいというふうに考えております。 ただ、改定に当たりましては、特に県営水道の料金改定の見通し、また県が現在目指されております県と市町村の水道事業の統合、広域化でございますが、その進捗状況、また水道事業を取り巻くこういった環境に十分注視をしながら、本町水道事業会計の経営状況、将来の財政見通しなどを考慮した中で検討を進めていくものと考えているところでございます。 次に、14億6千万円の運転資金というご質問がありましたが、これは企業会計で申し上げますと内部留保資金のことかと考えております。内部留保資金につきましては、将来にわたって持続可能な水道事業を保つため、将来、施設が使用に耐えられなくなり、施設の更新整備などが必要となったときに備えて財源を確保するもので、現在の施設の減価償却費を内部留保資金として計画的に計上してきているものでございます。 したがいまして、本町におきましても、この内部留保資金を財源として、配水管の耐用年数、これは一応指針では40年とされておりますが、この耐用年数を考慮して策定いたしました老朽管更新計画に基づきまして、優先順位の高い配水管から計画的に更新工事を進めてきているところでございます。 今後も水道事業の広域化への動向を考慮しながら計画的に老朽管更新工事を進める必要があり、また、配水池施設等の劣化補修整備等にも備えなければならないことから、今後もこの内部留保資金を財源とした形での水道料金の引き下げを行うことは考えておりませんが、重なりますが、料金の見直しにつきましては、水道事業会計全般のさまざまな要素を考慮して行っていくものと考えております。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(楠本) 3番、小山議員。 ◆3番(小山) 3番、小山です。 ごみの支援事業につきましては、上半期ですか、町長が実施するというご回答をいただきまして、ありがとうございます。 私も、これを質問するに当たりまして、奈良県で実施されております市は9市ですね。町は、川西が先ほども申し上げましたように4月から実施されるということで、川西町を含めますと7町になります。 市のほうは、奈良市は大型ごみのみというふうに私は確認しておるんですけれども、あと、どれぐらいの実施というのか、ちょっとそれぞれ聞いてみました。 自治体の規模によりましてもちろん違うんですけれども、大和郡山市は大体166世帯、天理は60世帯、橿原市は200世帯、桜井市は40世帯、御所市は、ちょっと問い合わせましたら、こういう申請とかをするんじゃなくて、戸別収集しているところも多くて、収集員の方が本当によく見ていらっしゃって、ごみが出ていなかったら、どうしたんだろうかとお声かけする。そういうことをメモにとってずっとされているらしいです。生駒市は150から160、香芝市が110件ということです。 今、いろいろ調べさせてもらった中で、感じましたのは、町長もご答弁でされていたと思うんですけれども、高齢者とか障害者の方に対する本当に優しい気持ちといいますか、ごみ出しに大変だということで寄り添っているということがすごく感じられました。 それは、特に御所なんかは、ごみを出されていなかったら、ご近所の方に収集の方が聞かれたり、自治会の方に聞かれたり、あと何かお寺さんというのは地域のことをよく知っていらっしゃるということで、お寺さんに聞かれたりとか、そういうこともされているということです。 今回、この事業をしていただくということで、本当に何歳以上にするかとか、要介護、それから障害者の方もいろいろあると思うんですけれども、特に香芝市さんなんですけれども、平成14年から実施されていまして、先進的であるということで県外からも視察に来られているということなんです。 先ほど町長のご答弁では、ちょっと私は1回目の質問で、おひとり暮らしの方の、例えば、けがでごみ出しができない方の分とかもお願いできたらなと思うんですけれども、その辺もこれを実施されるに当たっていろいろ検討していただけたらなと思います。町民さんに本当に寄り添った形でしていっていただけばと思います。 これを実施するに当たり、住民さんから町のほうに連絡があるという場合もありますし、例えばヘルパーさんをご利用されている方は、ヘルパーさんとかケアマネジャーさんから、ちょっとこの方は大変だという連絡とかいうことで進められているそうです。 見守りということも兼ねますと、申請のときに緊急連絡先なんかもお聞きになっておりまして、ごみが何回か出ていなかったら、そちらのほうに連絡して、どうなっているのかということもされているそうです。 大体、ヘルパーさんとかケアマネジャーさんから申し出があったときは、ちょっとショートステイとか入院されるとかいう場合は、ケアマネジャーさんとかヘルパーさんから自治体のほうに連絡をされているそうです。 同じごみ収集のとき、一般のごみ収集と一緒に、ごみ収集される場合もありますし、別に、狭いところもありますので、パッカー車でなくて軽トラックでされているところもあります。 先ほど町長のご答弁でもありましたように、委託されて委託先に少しお金を払っているというところもあります。五條はシルバー人材センターに頼まれているということです。香芝は、これを利用されている方のところに6カ月に1回、定期訪問されていて、そのときにお留守だったら、訪問しましたよというお手紙というのも、もう決めてはって、それを入れてくるということになっております。 大体名前がいろいろなんですけれども、ふれあい収集とか、ぬくもり収集とかあるんですけれども、これを実施されているところの、これだけのごみカレンダー、ごみ収集のカレンダーをつくって、お渡しされているということです。実施されるに当たりまして、いろいろ先進的なところとか、今やられているところをよく参考にしていただきまして、王寺町にふさわしい、ふれあい収集にしていただければと思います。 ごみ収集については以上です。よろしくお願いいたします。 それでは、2問目の水道料金の引き下げについてでございます。 何度も質問させてもらっていまして、先ほど井関部長からも、何年度かの12月にも私は質問させていただきました。そのときは内山部長だったんですけれども、27年度に水道料金が引き下げになってから、今回、県水100になるのに対して、どうかいうことを以前にも質問させてもらいました。そのときにも同じようなご答弁だったんですけれども、私が一番言いたいのは内部留保のところなんです。 今回、平成29年度の水道事業会計の補正予算が提出されていないということで、29年度の当初予算どおりの決算見込みになると考えてよろしいんでしょうか。 ○議長(楠本) ただ今の時間は11時57分でございます。 小山議員の一般質問が終了するまで続けたいと思います。ご異議ありませんか。     (異議なしの声) ○議長(楠本) 異議なしと認めます。 それでは、小山議員の一般質問が終了するまで続けさせていただきます。 井関水道部長。 ◎番外(井関水道部長) 水道部、井関でございます。 ただ今の平成29年度水道事業会計は、現在、補正を提出させていただいておりませんので、現在のところ当初予算に基づいて事業を執行させていただいているところでございます。特に事業の中で大きな増減または減額等を伴うような事象が出ておりませんので、現在は当初予算の中で十分執行可能だということで事務をさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(楠本) 3番、小山議員。 ◆3番(小山) 3番、小山です。 今、部長のご答弁にありましたように、29年度の当初予算どおりの決算見込みということで、ちょっと私も意見として言わせていただきたいと思います。 平成30年度の予算書、私たちも今もらっているんですけれども、29年度の予定損益計算書のとおりになると思われます、補正予算がないということで。そうしますと、予定損益計算書を見ますと1億1,500万円の赤字決算になっております。 内容を見ますと、資産減耗費といたしまして、現金支出の伴わない施設の固定資産除去に伴う収支によりまして、より実際は資金がふえる黒字決算見込みになると考えられます。29年度の当初予算では、配水設備改良費といたしまして、中央監視制御設備工事ほか配水管の改良工事等で3億8,500万円ほどの事業が計上されています。 その財源は、過去からの剰余金であります運転資金を使って、事業を進められたので、29年度の予定キャッシュフロー計算書では、現金が約2億2,600万円減る見込みです。赤字の決算見込みで現金も大きく減っている決算見込みに見えますが、実際は多額の自己資金を使って設備投資をしたためと考えられます。 本来、設備投資は今後の水道事業を行うための費用であって、その財源は、これからの水道料金の収入で賄うものであり、過去からの剰余金を使うものでないと考えます。ちょっとその辺が意見が違うところかと思うんですけれども。 そこのところが一番、今までも何回も私も言っているんですけれども、王寺町は、今の水道料金は近隣と比べてそんなには高くないですけれども、20年ぐらい水道料金の改定もなかったと思いますので、その間、本当に高い水道料金を住民は支払っていたわけです。そのお金は、これからの事業に使うのではなく、今まで支払ってきたものなので、水道料金に反映してほしいという思いなんです。 今後、水道広域化の問題もあります。だから高額な水道料金を負担してきました住民に対して水道料金の引き下げで還元すべきと考えます。再度、水道料金の引き下げを求めまして、一般質問を終わらせていただきます。 以上です。 ○議長(楠本) これをもちまして、小山議員の一般質問を終わります。 暫時休憩。午後1時から再開させていただきます。よろしくお願い申し上げます。     休憩 午後0時04分     再開 午後1時00分 ○議長(楠本) 休憩を閉じて再開させていただきます。 次に、12番、西本議員、登壇の上、質問を願います。 ◆12番(西本) はい。(発言の挙手) ○議長(楠本) 12番、西本議員。 ◆12番(西本) 登壇 西本です。議長のご指名でございますので、一般質問1問をさせていただきます。 若人が住みたくなるようなまちづくりを!!という題でございます。 全国的に少子高齢化、人口減少が進む中、2016年に出生数が初めて100万人を下回り、1973年、といいますと昭和48年になるんですか、いわゆる第二次ベビーブームのときですけれども、そのときの出生数210万人と比べて半数になりました。また、4人に1人が65歳以上の高齢者となっております。 本町におきましては、若い世帯に王寺に住んでもらうよう、子育て世帯への支援等を継続し、さまざまな事業を展開しておられます。先日も町長が施政方針でいろいろなことを述べておられます。まちを活性化するためには若人が必要です。そのためには、今後もさらに若い人たちが住みたくなるような、ほかのまちでは見られない魅力的な対策を継続して取り組む必要があると考えます。 この点につきまして、平成30年度予算にも計上予定されましたけれども、町長の考えをお伺いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(楠本) 理事者、答弁願います。 ◎番外1番(平井町長) 議長。(発言の挙手) ○議長(楠本) はい、平井町長。 ◎番外1番(平井町長) 西本議員のご質問にお答えをさせていただきます。 若人が住みたくなるようなまちづくりをということでございます。 若い世代の方に町内に住み続けてもらう。または、例えばIターンとかUターンとか、そういった形で移住してもらう。そういった定住・移住を促進し、王寺町の生産年齢人口、15歳以上65歳未満ということで定義されていますが、この維持を図るということを通じて、地域経済の活性化を次につなげていくということが、一番大きな課題であろうというふうに思っております。 王寺町として、10年あるいは20年先を見据える中で、持続可能で、かつバランスのとれた長寿社会づくりのためには、高齢者を支える若い世代の方にいかにしてまちに住んでもらえるかということが重要であろうというふうに思っています。 王寺町についてのさまざまな指標をご紹介させていただきたいんですが、重なる部分もありますが、本町の30年1月末現在、直近の高齢者人口でございますけれども、65歳以上の方が6,668人、高齢化率が27.8%でございます。全人口の約3.5人に1人ということでございます。また、いわゆる後期高齢者、75歳以上の方が3,140人ということで、全人口に対する比率で13.1%。午前中にお話があったかもしれませんが、約8人に1人というふうになっております。 全国では27.7という高齢化比率ですので、ほぼ全国並みの高齢化比率、奈良県はもうちょっと高齢化比率が進んで、県としては進んでいると。こんなようでございます。 また、王寺町の出生数でございますけれども、当然、年によって増減はするものの、平成26年の185人という出生数から、昨年29年には263人と大幅にふえております。 世間で言われる合計特殊出生率という率で見ますと、念のために、これは1人の女性の方が15歳から49歳までに産む子どもの数の平均というふうに定義されていますが、この合計特殊出生率も王寺の場合、平成26年、これが一番低かったんですけれども、1.26ということで、ちょっと危機感を実は覚える数字でございました。その後、29年、これは町の試算段階ではありますけれども、そういう前提で29年直近は1.82まで実はふえております。 この1.82、実は当初人口戦略をつくるときに当面の目標としていた数字でございまして、将来的には2.07というのが前提の維持のために必要な数字でございますが、今のところ早目にこの1.82というのを達成できている。 しかし、これは、先ほど言いましたように年によって大分、やっぱり規模が小さいですので、変動がありますので、いかにこれを続けていくかということが大事だろうというふうに思うわけであります。国調全体で見ますと、王寺町の人口でございますが、前回、平成22年の2万2,182人から平成27年の2万3,025人と843人増加しておりまして、この伸び率も3.8%ということで、実は県内でトップでありました。 ほか県内では、香芝、葛城、広陵、三郷、生駒、王寺を含めて6団体だけが、国調対比で人口増であったと。やはり大阪に近いといったことが、地勢的な条件として、まずはあるのかなというふうには思うわけであります。 一方で、労働力の中核をなします生産年齢人口と、この比率でございますけれども、平成22年では1万4,265人で王寺町人口全体の64.6%でございました。これが平成27年、この前の国調では1万3,770人ということで人口全体の60.1%、要するに6割となっておりまして、4.56%程度は減っているということでございまして、やはりこっちもこの傾向は今後も続いていくんだろうというふうに思っているところでございます。 このような中で、王寺町におきましても、今後の目指すべき将来の方向と人口の将来展望を示すということで、王寺町の人口ビジョンと人口の将来見込みを達成するための基本的な方向、あるいは、そのための具体的施策ということでまとめました王寺町総合戦略を28年3月に策定したことは、もうご案内のとおりでございまして、今現在、これに基づいてさまざまな取り組みを推進しているということでございます。 昨日も補足でも申し上げましたが、27年から5年間の計画でありましたので、今年と来年と、5年間のあと残り2年が残っているという状況でございます。 王寺町の人口ビジョンで、人口の将来展望として目標としましたのは2040年、22年後に合計特殊出生率を2.1、これは2.08ということは、全体として維持できる目標の2.1でございますけれども、そこへ持っていこうと。それで2060年、42年後でございますけれども、このときには約2万人、2万257人のことでありますけれども、2万人を維持しようということが、今、町の20年あるいは40年、中長期的に目指すべき人口の目標ということで、人口ビジョンではうたわせていただいたところであります。 また、人口構造のバランスということで、2060年では高齢化比率を32.5%程度、5%増ぐらいに抑えたい。一方で、生産年齢人口を52.4%に維持したい。5割は切りたくない。何とか52%を維持したいと。こういうことを目指しているわけであります。 こういった将来人口達成するための処方箋として策定いたしました王寺町の総合戦略では、住んで満足、働いて満足、余暇を満足、こういった3つの基本目標を設定いたしまして、健やかに暮らせる地域づくりなど、9つの基本的方向、16の具体的な施策、そして116項目の取り組みを盛り込んだ構成となっておりまして、先ほど申しましたように、27年度から31年度までの5カ年計画で取り組んでいるということでございます。 取り組みの中で、特に、ご質問にありましたように若い世代にとって魅力あるまちづくりを進めるためには、子育て支援や教育の充実を基本といたしまして、起業や就業支援、あるいは商業の活性化や地域資源を生かした観光の振興、さらには王寺周辺のまちづくり、さまざまな施策を総合的かつ継続的に展開することを通じて、子どもを育てやすい環境づくりを初め、まちの活力の創出や利便性の向上など効果を実感してもらえるような取り組みが必要であるというふうに認識しているところでございます。 若い世代をターゲットとした具体的な取り組みということで、ご紹介をさせていただきます。 子育て支援として、大きな事業としてやってまいりましたのが、実は先ほど言いました出生率が1.26、これはちょっとまずいなといいますか、将来心配だなといったことで、やはり多少は思い切った施策が必要なんじゃないかということで、多分県内で初めてだったと思いますけれども、保育所や町立幼稚園の第2子以降の保育料について無料化するということとか、これも県内では割と珍しい施策だったと思いますけれども、町立幼稚園での預かり保育というものを実施し、当初4時までだったと思いますけれども、今現在、午後5時までやらせていただいている。 そのほかにもインフルエンザの予防接種など、こういった取り組みを行っておりますが、これに加えまして、30年度の新規事業としては、保育なり学童保育ということが今、テーマになっておりますが、特に学童保育の施設整備といたしまして、南小学校や片岡の里保育園、町立あるいは民間の施設整備について、直接実施し、あるいは民間の保育所には補助をするといったことで、学童保育の施設整備を行うこと。さらに、町の3小学校ですけれども、公設の学童保育の時間延長といたしまして、要望が多いものですから、従前6時までということにしておりましたのを、これは希望に応じてですけれども、延長保育ということで6時から7時までの延長を行うということ。さらに、幼児2人用の自転車の購入補助でありますとか、また、来年の1月になりますけれども、泉の広場防災センターが新設されますが、この中でも地域子育て、地域拠点ということで、すくすく広場をこちらのほうにも設置したいと考えております。 教育の充実ということでいきますと、教育のまち王寺というものを実現したいということで、34年4月を目標としておりますけれども、義務教育学校の開校、さらに小学校におきますICTの推進、それからまた雇用の場、就業の場ということで、奈良県あるいは王寺町は女性の就業率が非常に低いものですから、特に女性の就業支援ということで、ママスクエアを誘致したことも、ご案内のとおりでございます。 さらに、ひとづくりとして、起業・就業を目指す女性を中心にミラクル100という女性の皆さん方でのネットワークをつくっていただく。そのネットワークを通じて、キャリアアップや、また人材の発掘や育成を図っていこうと。こういった取り組みを行っているわけであります。 また、商業の活性化でありますとか観光振興ということで、王寺駅北エリアにおきます空き店舗を活用したチャレンジショップとか、にぎわいづくりのイベントを開催すること。また、聖徳太子ゆかりの達磨寺でありますとか、明神山を重点観光スポットと位置づけた上で、広域での観光振興を図っていく。また、首都圏でのイベント展開をする。こういったソフト施策を継続してやっていきたいというふうに思っております。 ハード、王寺駅周辺のまちづくりでございますけれども、西和地域の中核となる拠点機能の強化というものをコンセプトにしておりまして、駅北地区におきましては、防災機能の強化を通じた魅力の向上を図ること、駅の南地区では、民間活力を生かした拠点機能の集約や向上を目指して、29年度に策定を今やっておりますけれども、県との連携の中でのまちづくり基本構想、これをもとにいたしまして、具体の事業計画につきまして、今後、県と共同で精力的にまた策定を進めていきたいなと、かように思っているところでございます。 このように総合戦略におきますそれぞれの施策、取り組みを進めまして、掲げた目標を達成していくことを通じて、若い世代にとって、より魅力のある、住み続けたいまち、あるいは住んでみたいまちになっていくことを目指すということで取り組んでいきたいと思っております。何度も申しますが、王寺町の総合戦略もあと2年ということになりましたので、精力的にやっていきたいというふうに思っております。こういった取り組みを通じて、西和地域の中核都市にふさわしいまちづくりを推進していくことが、やはり若い世代にも魅力のある生活空間になるというふうに思っておりますので、この考え方のもとで進めていきたいなというふうに思っているところでございます。 私からは以上です。 ○議長(楠本) 12番、西本議員。 ◆12番(西本) 今、町長のほうから、るる今回の施政方針の中でもまとめておられたそれを要約して発表していただいたわけでございます。やはり、このままいけば、ちょっとこの間、厚生労働省の人口動態の統計発表というがございまして、女性が生涯に産む子どもの推定人数を示す、王寺の場合も先ほど発表ありましたけれども、特殊出生率というんですか、1.44だと。でも、地方へ行くほど、沖縄のほうへ行くほど2.0に近づいていくと。1.95ぐらいのようですけれども。出生のピークになるのが20代の初めから30代の前半にということでだんだんと変わっていくわけですけれども、やはりそういう中で、ここにいわゆる後期高齢者社会になってきまして、いわゆる高齢者がふえてくると。死亡者数が130万8,000人ほどの中で、その中で、それでは子どもが生まれてくるのはどのぐらいかといいますと、97万7,000というようなことで、人口の自然減というのが33万8,000ぐらいのようです。それで婚姻というのが62万5,000ぐらいと。婚姻も前年に比べて1万5,000組ぐらい減っていくというようなことで、だんだんとやっぱり人口がどうしても減っていくと。 王寺の場合、先ほど町長が発表されましたけれども、先ほど申しました減少していく人口の中でも、今まで、私が1973年に210万人ぐらいだったのがというと、これは昭和48年ですから、第二次ベビーブームの最盛期が210万人ぐらいだったのに比べて、今現在ではその半数ぐらいになっているというような状況です。 そこで、王寺の場合、さっきも町長が国勢調査では王寺町の人口が2万3,000云々ということをおっしゃいました。2万3,000云々ということになりますと、王寺の2番目ぐらい人口が多い数字になるんじゃないだろうか。ということは、それだけの人が王寺に住んできてもらっている。王寺にそれだけの人が住むということは、魅力があるまちづくりだから。ということは、若い人も住んできていると。裏返せばそういうようなことになるんじゃないかと思うんです。 それじゃ、そういう若い人たちが何を求めて王寺に来るのか。それには、さっき町長が、こういうこともいろいろやっているんだと、やろうとしているんだということをおっしゃいました。もちろんそういうものがあると思うんです。 そこで、簡単に言いまして、若い人たちが、いわゆる出会いの場づくりというものを求めているんじゃないだろうか。出会いの場づくりということは何なのか。いろいろと意見を聞き、そしてまた、そこでいろんな人と交流できる。そういうものじゃないんだろうか。 町長が、昨日か、おっしゃったんやと思うんやけれども、中学校へ行って、そして行政講座というものをそれぞれの中学校でやったと。こういうようなこともおっしゃっていました。若いときから、そういう場によって、行政とのつながりというんですか、王寺というものは、現在こういう状態で、将来こう思っているんだというような場づくり、これがまた出会いの場づくりの1つじゃないかとも思うんです。 また、若い人たちは、自分の意思というものは伝えたい、また自分の思いを表現できる場というものをつくりたいと、何かそんなことを思うんです。それから、行動をともにできるような場所づくり。といいますのは、スポーツをしたり、そしてまた、ほかのクラブとの活動というんですか、そういうものを通じて交流の場づくり。だから、若い人たちがいわゆる繁華街へ行って遊ぶだけじゃなくて、地域の中で安心してできる場づくりというものが必要じゃないんだろうかと。 先ほど議員の者たちがお昼に食事をしていまして、その中でもやっぱりそれらしきもの、王寺は何で人がふえてくるんやろうなと、こんな話も出ていました。ということは、やはり近所の人たちと、いわゆる交流の場づくりができる。そしてまた、積極的に、ごみの場合にしても、ほかに比べて非常に親切にしてくれると。いわゆるひとり暮らしの場合では、家まで、ごみはありませんかというように来てくれる。日々のそういうようなこともやっぱり影響してくるんかなとも思うわけです。 そういう中で今後、今、具体的に町長がいろんなことを述べられましたけれども、そういう数が多い中で、何から1つ手をつけていくかということを町長は思っておられるんかなと。まずこの1点をお伺いいたしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(楠本) はい、平井町長。 ◎番外1番(平井町長) 今、お答えさせていただいた中で、いろんなニーズを持っておられる、特に若い方ですね、あろうかと思います。そのニーズの全てをなかなか100%かなうという、これは不可能であります。今、子ども・子育てのアンケートでありますとか、いろんな要望をお聞きする中で、先ほどちょっと申しましたけれども、子ども・子育て環境ですよね。結局、子どもたちをどういうふうにこの地域で健やかに、それは心身ともにですけれども、育てるのか。あるいは、育てやすい環境づくりというか、それをどういうふうにつくっていくのかというのが、やっぱり一番大きな関心事だろうというふうに思っています。 その中で、小さいときは、これは自分の経験も含めてかもしれませんけれども、やっぱり子どもって熱を出しますよね。あるいは、保育園へ行っているときも、やっぱり熱を出して、風邪引いてと。そういう救急も含めた医療が適時適切に受けられるということが、私は優先度が本当は一番高いんじゃないかなと思っています。すぐ、そういった時を待ちませんので。あるいは、親御さんたちが勤められるとなると、今、当然、共稼ぎがもう常態化していますので、やはり保育所、保育サービスというのが、やはり漏れなく提供できるということ。これも大きな要素なのかなと。 小学校なり学齢期になりますと、親からすれば、子どもたちがもちろん心身ともに健やかになんですけれども、やっぱり少しでも質の高い授業であるとか学びの環境でもって子どもたちを育てたい。これはもう当然のことだと思うんです。 ほかにももちろんいろんな条件はあると思うんですけれども、今、言ったようなこと、どれが一番かというのは、これはなかなか難しいと思います。それぞれの世代世代で、当然ニーズの大小も、あるいは重点も変わってくると思いますので、結果として、そういう幾つかの重立った施策をどうバランスよく総合的に提供していけるかということだと思います。子どもさんがもし3人おられたら、あるいは中学校で幼稚園で乳児だとか、いろんなパターンもあるわけですけれども、それぞれの世代に応じた子育て環境、教育、こういったことをまず充実させることが選んでいただける必須の条件なのかなと、実はそういうふうに思っています。 あと、一番いいのは、やっぱり大阪へ1時間なり1時間半、1時間半はないのかもしれませんが、1時間前後、通勤地獄の中で通うよりも、やはり住むところの近くで就労の場があるということが、クオリティー・オブ・ライフというんですか。あるいは、いろんな趣味とか健康づくりとか、そういった人間本来の生き方といったものが、やはり時間によってある程度かなえられるといった環境も整えられるというふうに思っていますので、そういったことを総合的にどういうふうに展開していくか、これに尽きるんじゃないかなというふうに思っています。 どれが一番でということは、これはなかなか実際は難しいのかなというふうに思っています。 以上です。 ○議長(楠本) 12番、西本議員。 ◆12番(西本) 12番、西本です。 今、町長から、思いについて述べていただいたわけです。 この間、終わりましたけれども、冬季オリンピックというというのがありました。あのときに、やっぱり10代、20代の人たちがあれだけ活躍しているわけです。あれを楽しみに皆が見ると。何か1つの事象が起これば、それによって話題というものが、そしてまた周囲の雰囲気というんか、盛り上がってくるというようなことも感じました。まず、そういうものが必要やなと。 先般も議会のほうで、議会の発表会ということで、全議員が参加して、いろいろやってくれまして、3つの班に分けて、そこでそれぞれのテーマで取り組んだと。これはやっぱり、やるということが、やっぱり1つ前を向いて今までないことを感じたわけですし、結果的には、よかったなと。こういうことは相手に通じたけれども、こういうことは通じなかったなとかいうことはありますけれども。そういうことで、これからどちらにしても人口減少社会になってくるわけです。子どもが少なくなってくる。 しかし、子どもが少なくなってくるけれども、とにかく王寺には子どもが多いよというような現象というものも必要やろうと。それが、先ほどちょっと申しましたように、王寺町の人口というのは、かつて第二次ベビーブームのあの人口に近いような人口になっておるという、そこらの実情を見まして、今後ともやはり一つ一つ前向きに進んでいただきたいなと。 だから、先ほど町長もおっしゃったけれども、子どもを育てる。そして、そういう教育の環境づくりというもの、これが必要やろうなと。それから、また若人の魅力あるまちづくり、若い人たちが魅力あるまちづくりやということで集まってくる。そういうものが必要やなと。それと同時に、また、そんなまちやったら、老後もやっぱり住んでみたいなということになってくるんじゃないかなとも思うわけでございます。 そういう意味におきまして、今後ともども、やはりどれからというのがなかなか難しいですけれども、一つ一つ取り組んでいただきたい。そういうことをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。 以上です。ありがとうございました。 ○議長(楠本) これをもちまして、西本議員の一般質問を終了します。 次に、11番、幡野議員、登壇の上、質問を願います。 ◆11番(幡野) はい。(発言の挙手)
    ○議長(楠本) 11番、幡野議員。 ◆11番(幡野) 登壇 11番、幡野です。 それでは、2問につきまして質問をさせていただきます。 まず、1問目でございます。 観光振興策としてのホテル誘致が地域住民の安全安心快適な住環境の犠牲の上に成り立っていいのか、「王寺東公園にホテル誘致」は見直しをという点でございます。 王寺町では、王寺東公園の半分の敷地を公園として廃止し、ホテルを誘致することが進められています。王寺東公園の変更及び王寺一丁目公園の追加とされる都市計画案の公告縦覧が1月22日から2月5日にかけて行われ、意見書が25件提出されました。次に、3月1日には王寺町都市計画審議会が開かれ、賛成多数で本案件は可決されました。今後の手続としては、指示どおり、決定告示に向けて進むとされております。 都市公園は、人々のレクリエーションを初め、良好な景観や環境、防災性の向上、生物多様性の確保、豊かな地域づくりに資する交流の空間など、多様な機能を有する都市の根幹的な施設であると、国交省の都市公園法運用指針の冒頭にも述べられているとおり、地域にとってはなくてはならないものであります。都市公園法第16条は、都市公園の保存を規定し、「みだりに都市公園の区域の全部又は一部について都市公園を廃止してはならない」とし、既存の都市公園の保存を図るものとなっています。その除外規定として、16条2項で「廃止される都市公園に代わるべき都市公園が設置される場合」が定められており、町は、かわるべき都市公園として王寺一丁目公園を追加することで、法律はクリアしているとの立場であります。 国交省監修によります都市公園法解説によれば、廃止される都市公園にかわるべき都市公園と言えるには、規模、効用等がほぼ同等のものとして見合うという意味であるというものであります。効用、つまり機能などには、距離も含まれると考えます。王寺町の都市公園条例第1条の4、1項には「主として街区内に居住する者の利用に供することを目的とする公園は、街区内に居住する者が容易に利用することができるように配置し」とされております。 王寺東公園の街区には、高層ビルが建ち並ぶ地域であり、都市計画案の東公園に関する意見書は22件で、そのうち21件が反対の意見表明となっています。特に、子どもの生育環境について切実な意見が多く寄せられています。 紹介いたしますと、子どもたちにとって身近な公園は一番大切な場所。土、草、砂、小さい虫、いろいろな自然に触れて子どもは成長していく。コンクリートの中では子どもは育たない。コンクリートに囲まれて住んでいる子どもたちだからこそ、東公園は絶対必要。北小校区の中で一番子どもが多い地区。マンションがふえ、子どもがふえている中、貴重な公園を半分失うことで、子どもの遊び場所が減る。むしろ大きくしてほしい。公園を潰されると、子どもたちの行き場がさらになくなる。東公園は、大切な子どもの遊び場、潰してほしくない。安全に子どもが遊べる場所が少なく公園しかない。毎週、息子、小学生は、友達と集まって公園で遊んでいる。半分は残るとのことだが、それでは狭過ぎてできる遊びも限られてしまう。などなどであります。 町長は、あの街区で半分になる公園と公園を切実に望む子どもたちの声をどう感じられるのでしょうか。率直な気持ちをお聞かせください。 王寺東公園の緑とオープンスペースは、まちの緑化空間や防災空間、災害時の避難場所としても必要不可欠です。多様な機能を有する王寺東公園は、住民共通の貴重な資産として、その存続を図ることが必要です。ホテルを誘致するために東公園を半分にすることは、到底認められません。見直しを求めるものでございます。 2点目であります。 学校法人西大和学園への短大建設に係る町有地20年間無償貸与の期間満了に当たり今後の方針はという点につきましてお尋ねをいたします。 本年3月末をもちまして、無料貸与の期間満了となります。平成27年6月議会におきまして、この質問をいたしまして、回答をいただいておりますが、そこでは、無償で継続して貸し付けるという選択肢はないんじゃないかと思っている。有償貸し付けとか売却といった手法もあるので、学校側と十分協議を進めていきたいとのことでした。今後の方針をお尋ねいたします。 以上、2点でございます。 ○議長(楠本) 理事者、答弁願います。 ◎番外1番(平井町長) 議長。(発言の挙手) ○議長(楠本) はい、平井町長。 ◎番外1番(平井町長) 幡野議員のほうから2問質問がございまして、1つ目が東公園のホテル誘致の見直しということと、2点目が学校法人西大和学園の土地の件でございますが、2問目につきましては総務部長のほうからお答えをさせていただきます。 1点目のホテル誘致の見直しをということでございます。 手続をずっといろいろやってまいったわけでありますけれども、王寺にとってのホテルの必要性、それから王寺という場所も、ご案内のように非常に限られた7平方キロ、可住地面積はもっと狭い。そういう限られた条件の中で、この限られた土地を、じゃ、どういうふうに有効に活用していくのか。いろんな視点が必要であろうというふうに思うわけでありまして、順次述べさせていただきますけれども、ホテルの誘致も、もちろんご案内やと思いますけれども、最近から言い出したことでは決してないわけでありまして、今ホテルがなぜ必要かということ。これもなぜ公園を転用してまでということに当然つながるわけでありますので、その経緯も含めて多少お話をさせていただきたいと思うわけであります。 王寺にとっての宿泊施設というのは、ご案内のように、もう27年のときに、中央公民館の老朽化から話は、課題というか、そういったことが出ておったと思います。あの駅近の場所をどういうふうに、じゃ、町として有効に活用するかということで、民間のシンクタンクなり調査をさせていただきまして、その中で、いろんな分析の結果、これは中央公民館の跡地の場所ですけれども、王寺駅から数百メートルのところ、ここで宿泊施設の誘致の必要性というものをコンサルの中で提起されました。 また、その後、ご案内のように地方創生ということで、国を挙げて人口減少対策、先ほどまたいろいろ申し上げさせていただきましたけれども、国全体で地方創生の中での総合戦略を全国、全ての自治体がつくると。そして、人口減少にどう歯どめをかけるか、あるいは産業、雇用をどういうふうに生み出していくのか、1800近い全国の市町村が総合戦略をつくったわけであります。 王寺町も当然のことながら、いろんな方においでいただいて議論を展開して戦略をまとめさせてもらったわけであります。多少、総合戦略の今回の特徴で言わせていただきますと、これは国の指導もあったわけでありますけれども、審議会をつくるのに、産官学金労言、ちょっと今となっては忘れそうになりましたけれども、マスコミとか労働界とか言論界とか、通常の学識経験者に話をお聞きするだけじゃなくて、そういった多方面の各界からのご意見を聞きなさいということが指導としてあったわけでありまして、王寺町も自治連合会の代表の方とかPTAの連絡協議会の代表の方とか、あるいはまた大学の副学長さんであるとか、それ以外にシャープの役員であった方とか、あるいはまた奈良テレビの代表とか、南都銀行の支店長さんでありますとか、いろんな方面からの意見を聞こうということで審議会を構成させてもらったわけであります。その意見をいろいろ議論の中でいただいて、そのときも3日間タウンミーティングもさせていただきましたし、またパブリックコメントもさせていただいたわけであります。 一つ一つは申し上げる時間はございませんが、王寺の今後の今言いましたように人口減少対策でありますとか、産業、雇用でありますとか、そういったことを王寺で、じゃ、どういうふうにそれを対処していくのかという処方箋の大きな柱として、観光産業の振興ということがあったわけでありまして、その中で、観光産業を振興するための観光基盤となるのは、当然のことながら、アクセスであり、宿泊であり、飲食であり、そういったことの中で、ないものを何とか誘致したいということで、31年までに、1つは宿泊施設を誘致したいということをKPIという主要業績指標として掲げさせていただいて、その後いろいろ実現に向けて展開をしてきているという経緯がまずあるということをお話をさせていただきたいと思います。 その宿泊施設、もちろん町でつくるわけではございませんで、何とか民間に来ていただくということの中で、じゃ、適地はどこか。やっぱり王寺、最初は北公民館の跡というふうに想定したわけでありますけれども、なかなかこちらのほうについては、これもるるいろいろ経過の中でお話申し上げましたように、民間からしますと、住宅地であることに加えて道路が狭いということで、結果として公民館跡地に展開していいただく業者はなかったということでございます。 その後、じゃ、南やということも範囲を広げて考えたわけでありますけれども、南のほうの町有地として駐輪場や駐車場があります。ただし、こういった場所につきましては、ご案内のようにJRの停車の留置線に接しておりますので、片や県とのまちづくり協定の中で王寺駅周辺のまちづくりを県とあわせて一緒になってやっていくということの中で、JRの動向も当然見きわめて行く必要があると。その中で、駐輪場も駐車場もこれはもうまさに一体のものでありますから、駐輪場や駐車場に宿泊施設を誘致するということは適さないというふうに判断をしたわけであります。 その後、もう少し視野を広げまして、民間の土地所有者の方、特に駐車場で利用されている方、こういった方々に、宿泊施設を誘致しませんかと意向調査もさせてもらったわけでありまして、また、土地の売買を検討されている売主に対しまして、王寺町で土地の購入の可能性ということも打診をさせていただいたこともございます。具体に2件、実はございました。ただし、そういった中でも、なかなかやっぱり条件が合わないといったことのために、結局、民間レベルといいますか、民有地については、いずれも宿泊施設誘致は困難であるという結論に至ったわけであります。 片や、観光というものを取り巻く環境というのは、もうここ何年間か、皆さん御存じのように大きく変わってきています。インバウンド、国としては2,000万目標、あるいはもう2022年だったかですか、4,000万人目標ということで、国の大きな産業として観光産業を育てていくというのは、もう国全体の取り組みとして行われている。その中で、我が王寺のまちの周辺はどうなのか、観光の条件、適正はどうなのかということで、いろんな周囲の状況も見ているわけでありますけれども、明らかに近い将来、2020年、東京ではオリンピックがある。パラリンピックが開催される。全世界から人がやって来られる。2021年、オリンピックほどじゃないですけれども、関西でワールドマスターズゲームズという第2のオリンピックと言われるものがされる。 さらに、この地域として聖徳太子の1400年の遠忌を法隆寺や県とあわせて一緒になってやっていこうといったこと。それから、最近またテレビや新聞に載っかっておりますけれども、各議了解されているということですが、2025年の大阪の万博。 さらには、私自身は今年でも早くに百舌鳥・古市古墳群が世界遺産になってもらったら、明神山が一番いいロケーションだというふうに思っておりますので、そういった追い風がある。こういういろんな状況の中で王寺の観光交流の推進にとって、今この絶好の追い風が吹いているタイミングを逃すべきじゃないというふうに思いますし、また、前後しますが、交通アクセスの面でも、既に関空でLCCの24時間、深夜便の離着陸がなされている。また、1年後にはJR大阪東線が完成しますので、新大阪から放出経由で王寺から奈良、直通かどうかわかりませんが、直接結ばれる。こういった条件、将来的にはまたリニアの37年の誘致、こういういろんな環境の変化をどういうふうに受けとめるのかということをまず考えたわけであります。 王寺だけじゃございません。近隣の宿泊施設の誘致というものも、やはり地域地域でそれぞれ工夫しながら頑張って取り組まれているというのは、今申しました環境にどういうふうに適応していこうかと、一定、皆さん方が悩まれて、頑張ってやっておられるということの証左だと思うわけであります。桜井、あるいは最近では八木も1つ庁舎とそれからホテルの合築のものが完成されまして、先日見てまいりました。また、もっと近場では、安堵町のうぶすなの郷、富本憲吉さんの施設を活用した宿泊、宿泊数は少ないかもしれませんが、法隆寺の駅前にも2つホテルができる。皆さんが、そういった形で、何とか産業の振興を図っていこう、雇用を図ろう、そういった意味で苦労や努力をされておるということを我々も見逃すわけにはいかないわけであります。 また、この環境の整備がなされる中で、外国人を含めました観光客の受け入れ態勢が、本当に大阪も、どこでもそうですけれども、そして、今いろいろ申しましたが、この時期を逸するということが、観光の振興を通じて経済の活性化を図ろうとする上で、今このタイミングを逃してはいけないというふうに実は強く思っているわけであります。 こういう中で、王寺町としても、また前後するかもしれませんが、可能な限り時間をかけて、いろんな手段を尽くして、ホテルの誘致、宿泊施設の誘致をしてきたわけでありますけれども、結果、宿泊施設の適地として、最終的に町有地の東公園の一部を利活用する。この誘致の可能性を探るということしか、言葉は悪いですけれども、なくなったわけでありまして、その途中経過の中で、幾つかの民間から、その場所の適正あるいは進出規模、こういった話があったのも事実でございます。王寺が独断で、ここというふうに決めても、来てくれるのは民間でございますので、その意向も当然、参酌する必要があったということでございますが。 そういった状況の中で、東公園の利用実態につきましても、どこまでのサンプリングでやるかというのは議論があるかと思いますけれども、夏休み期間中の8月と期間外の9月、平日・休日それぞれ7時から19時まで、12時間で20分おきの利用者の計測というものを行わせていただきました。 その数字のことですので、紹介をさせていただきますと、1日当たり延べ利用者数が8月は46人でございました。9月が65人、12時間でございます。利用者のピーク時は、夕方の16時20分ごろが一番多い時間帯のようでありまして、一番多いときで公園内に26人の方がおられたというデータがございます。この利用目的は多様であるわけでありますけれども、もう1つ特徴として、東公園の場合はどうも公園を東西に通過される方が多いということも事実として出ております。12時間で、8月には274人の方の通過、9月には350人ということであったわけでありまして、近道のために通過する利用客というのも数は少なくないということも実情でございました。 こうした利用状況も踏まえながら、公園として必要な区域、約半分で950前後になりますが、この程度を確保しておいて、それ以外の地域については何とか転用することも可能であろうという判断に至ったわけであります。 そして、その計画変更、主要な手続をするために、南駅前の自治会、それと新たに公園をつくろうという王寺一丁目の両自治会の皆さんを対象にしまして、説明会を開催するとともに、先ほどお話がありましたように公告縦覧という手続を経て、3月1日の都計審での了承ということに今至っているわけであります。 王寺東公園の区域を一部縮小して宿泊施設に誘致するということでの都市公園上のお話もございました。「みだりに都市公園の区域の全部又は一部について公園を廃止してはならない」というふうに当然されているわけでありますけれども、その例外として、廃止される都市公園にかわるべき都市公園に設置される場合ということで、これがうたわれておりまして、今回の王寺一丁目公園の追加というものは、それに該当するものというふうに思っております。 あと、議員のほうお述べになりましたように、効用とか、あるいはまた時間といったこともあろうかと思いますけれども、都市公園法上の解釈上、地域での利用という、この地域でございますけれども、王寺東公園に近い王寺一丁目公園、これははっきり申しまして近い距離だと思っておりますし、王寺の区域からして、地域というのは、街区公園と広域公園とは違うとは思いますけれども、今回のこの例外に対する対処というものが決して間違ったものではない、あるいは公園法の趣旨である機能とか効用といったものを忘却するものじゃないというふうに思っているところでございます。 それから、質問の中で、子どもたちの意見の紹介というのがございました。これと、ちょっと語弊あるかもしれませんが、先ほど言いましたように万やむを得なく、1つの施策を実行するための手段として、都市公園の半分を転用させていただくということでございまして、全廃するつもりではございませんし、残りの930何がしかの公園が狭いかどうか、これはまたいろんな見方があろうかと思いますけれども、今、王寺に40幾つかの都市公園が、街区公園も含めまして、あると思いますけれども、多分、ほぼ真ん中ぐらいの規模はあるんじゃないかなと。利用される人口によって当然違うわけでありますけれども、半分の930幾つかの残る東公園の面積、これが狭小、狭過ぎるのかというふうなことでいきますと、決してその規模でも、王寺町全体の公園の中のほぼ中位にあるということも、ちょっとご紹介を申し上げたいと思います。 災害対応ということもおっしゃっていただきました。 あの区域、一時避難所にはなると思いますけれども、本来、水害ですと、避難所は当然やわらぎ会館であるとかいうことになります。直線距離は、もうご案内のとおりであります。また、防災対策という意味でも、今後、これはホテルとの協議が必要でございますけれども、当然のことながら、いざ災害があったときに、ホテル事業者の方と防災対策上の協定もぜひ結びたいと思っています。いざというときの利用といったものも今後図っていきたいなというふうに思っていることもつけ加えさせていただきます。 私からは以上です。 ○議長(楠本) 古川総務部長。 ◎番外(古川総務部長) 私のほうからは、2問目の学校法人西大和学園への町有地20年間無償貸与の期間満了に当たっての今後の方針についてお答えさせていただきます。 まず、これまでの経緯についてでございますが、もう御存じかと思いますが、本件に係る町有地の無償貸し付けにつきましては、平成8年8月30日に学校法人西大和学園と締結した白鳳女子短期大学、当時の誘致に伴う大学用地の無償貸し付け契約に基づくものでございます。 本件町有地における大学誘致につきましては、当時、平成5年策定の王寺町基本構想に基づきまして、開かれた文化都市王寺の形成の一環として、教育のまち、大学のあるまちづくりの推進を図るため、当時から学校法人西大和学園に積極的に働きかけました結果として、白鳳女子短期大学の建設が計画されたものでして、学校用地としての公共性の高さから、当該用地につきましては無償貸し付けの条件で契約が交わされたものでございます。 なお、この無償貸し付け契約における貸し付け期間につきましては、契約当初の大学側の諸準備や造成工事、建設工事等に係る期間も考慮いたしまして、正式には平成10年4月1日から平成30年3月31日までとなっております。 次に、平成27年6月議会でご質問いただきましたが、それ以降の経過につきまして述べさせていただきますと、貸し付け期間が本年3月末をもって終了することにつきまして、町の考え方、それに対する大学側の意向等につきましては、平成28年度から協議を重ねておりまして、これまで5回の交渉の場を設けてきました。 協議におきましては、まずは町からの意見としましては、3点ありますが、1点目、学校用地として使用されている限りは町として用地の返還を求める考えはない。2点目、これまで多くの学生の方が町の企画行事へ参加しておられ、例えば図書館やすくすく広場や幼稚園などに出向いて来ていただいて子どもと触れ合うなど、いろいろとやっていただいている。そういった地域活動を通じましての町への貢献は大変感謝している。また、平成28年7月には西大和学園と連携協定を締結させていただいて、その後、例えばミルキーウェイの際にはボランティアとして参加していただくなど、大学とは大変良好な関係を築けている。3点目、しかし、大学誘致による文化の向上と教育のまちをつくるという当初の目的は、この無償貸し付けの期間に達しているため、これまでのような無償貸し付けではなく有償貸し付けまたは売却で対応したいというふうに伝えてきました。 これを受けまして、昨年11月には、西大和学園の田野瀬理事長も来庁されまして、改めて町の考え方も確認された上で、その際、有償借用または買い取りの方向で検討させてもらう。金額によっては、今後、分割払いといった方法も考えられるが、できれば買い取りの方向で考えたいという意向も示されました。 さらに、その後、買い取りの意向を大学側が固められまして、昨年12月25日には、契約期間終了後も買い取りの諸手続きに相当の期間を要するので、現契約書のほうの規定に期間の更新既定というのがございまして、買い取りを前提として無償貸し付け期間を6カ月延長してもらいたいとの申し出が提出されたところでございます。 また、今年になりまして、既に1月、2月と、町側と大学側が一緒に立ち会いのもと、実際に必要となる学校用地の現地確認も現在行っているところでございます。 今後の予定についてでございますが、今後、その用地面積が確定した後には、隣接する土地所有者、何軒か民間もございますが、そことの境界の確定、測量、そして分筆による登記等の必要な手続を踏みまして、町から大学側へ売却金額の提示を行わせていただきまして、売買契約の手続を進めてまいりたいと考えております。 なお、今回の財産処分につきましては、現在のところ、金額、面積が固まったわけではまだございませんが、議決事項でございます予定価格700万円以上の不動産、かつ5,000平米以上の土地の売り払いという条件には、今のところ明らかに該当する事案でありますため、今後のスケジュールを考慮しますと、本年9月議会を目標に、その件につきまして皆様にまたお諮りさせていただきたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(楠本) 11番、幡野議員。 ◆11番(幡野) それでは、先に西大和のほうからお尋ねをしたいと思いますが、この金額の決定、それから面積も、用地面積を確定する作業もあるということでございましたが、当初、無償貸し付けということで1万1,668平米を貸し付けしているわけでございます。この対象面積と売却の面積というのはどの程度変わるものなのか。私は一緒ではないかというふうに思っていたんですが、そうでもないようなお話です。いろいろ形状も実際あるということなんでしょうが、そのあたりのこと。それと水利組合から4億4千万円で水利権を…… ○議長(楠本) 幡野議員さん、一問一答でお願いいたします。 ◆11番(幡野) はい。そうしたら、それで1つ先に申しました面積、それから金額の算定根拠、その点につきましてお尋ねいたします。 ○議長(楠本) 古川総務部長。 ◎番外(古川総務部長) 面積と土地の算定が今どうなっているかということでございますが、まず面積につきましては、今ちょっと手続が少しずれている原因にもなっておりますが、実際、当初貸し出しさせていただいている面積をもう1回我々も書類もめくって確認させていただきましたが、今の大学のある用地と山林の部分ということで、古墳も、ユアンザイ古墳がありまして、そこも含めまして、当時は無償でしたので、それを貸し付けしていることになっておりまして、実際、今、現場とかを確認しますと、そこの形としては、古墳はもう大学が使うということはございませんので、その部分は明らかに当初の契約と比べて、売却する場合、減るというのがわかっております。そこをまた、先ほど申しましたように、今後きちんと境界を確定させていただきまして、面積をきちんとはじき出していきたいというふうに考えておるところでございます。 あと、その面積にもよりますが、金額につきましても、今のところ町の考え方といたしましては、できる限り根拠のある、そして、後々住民さんからもいろいろ批判を受けないよう、適正な価格交渉をさせていただきたいとは考えております。現時点で、今算定している例えばいろいろな単価というのもございますが、また少し月がたてば単価が変わる場合もございます。最新のやつを使う必要もございますので、その辺は今、また交渉事でもございますので、この場では申し上げることができませんが、適正な価格で交渉させていただきたいと考えております。 ○議長(楠本) 11番、幡野議員。 ◆11番(幡野) この件につきましては、今後ともお尋ねをしていくことにもなろうかと思いますので、今回は、これで終わらせていただきたいと思います。 次に、東公園でございますが、町長は、この東公園に決定した経緯をるるお述べになっておられます。これはもう、その都度これまでも聞いてまいりましたことでございますので、理解はしておりますが、本質問でお聞きしたいということは、いろいろ今、オリンピックですとか、万博とか、観光振興をやっていくという国の大きな方針のもと、奈良県政におきましてもそういう方向で進められておりますし、閉会中の行政報告にもございましたように、外国人、インバウンドに対する考え方、どういうふうにその件につきましてそれぞれのところで発展させていくのかというようなことが、県から指導のあるようでございます。そういう大きな渦の中に今あるのかなというふうに思うわけでございます。 町長は、東京にも出かけられ、これを成功させるために、今、一生懸命になっておられますので、その状況はよくわかるわけでありますけれども、お尋ねしたいのは、そういうことが現瞬間、今後も観光振興で日本を世界にアピールしていくと。そういうことのもとに、それぞれの地方も観光産業を成功させていって、日本の国あるいは地方を発展させていくという方向性を今、政府はとっておりまして、その中で働いておられるわけでございますが、地元の住民の足元で、やむなく東公園が適地となったというふうなご説明でございます。民間で適当なところがあれば、そういうところにも誘致したいというふうに思っておられたようでございますが、要は東公園ということになりました。 質問でも申し述べておりますように、都市公園というものの重要性、これは、その時代時代の政府の政策に左右されるものなのかということが、私は1つ大きな問題として今思っているところでございまして、やはり人間が暮らしていく中で、都市公園の空間、そして具体的には、この問題は東公園ということが具体の問題としてあるわけですから、ここで申しますと、あの王寺二丁目のコンクリートの林立する街区で、今の都市公園、これも町条例から申しますと面積はまだまだ少ないわけでありますけれども、しかし、一定の面積がある、そういうことが用意されておりまして、そこで現実に子どもが、やはり自然に親しみ、遊んでいる。 これは本当に子どもの成長にとりまして、生育過程にとりまして、非常に大事な、何よりも変えがたい、そういう価値だと思うんです。そういう価値がそれぞれの政府の時の政策のもとでないがしろにされていっていいのかということが、私は非常に懸念をするところでございます。 公園利用の調査でも、これは地元のお母さん方がどのように子どもが遊んでいるかというのは一番よくわかっているわけですけれども、この調査も夏場の4日間ということで、これも本当に、暑いときに子どもはそう遊びに出かけません。やはり調査というには、ある程度のスパンをかけて、いろんな状況のものを調査しなければならない。それでこそ正確な調査と言えるのではないか。 子どもの利用が余りない、通過する人が多いというだけの、そういう短絡的な結論になってはいけないのではないかというふうに思いますし、さきにも申し述べましたように防災機能でありますとか、水害はどうのとおっしゃいましたが、火災の場合なども、一定の空間というのは、非常に防災上、必要なわけでありまして、そういう点につきましてもかけがえのない空間と、そのように思います。 やむなくここになったということでありますけれども、町長にもう一度お尋ねをしたいんです。まず、この公園利用の調査、これは夏場の4日間ということですけれども、非常にこれは、言えば不正確な結論をもたらすものだというふうに思いますが、その点についてはいかがお考えでしょうか。 ○議長(楠本) はい、渡邉理事。 ◎番外(渡邉地域整備部理事) 地域整備部の渡邉です。 夏場の4日間の調査が不正確ではないかというお話なんですけれども、主にお子さんの利用実態を確認したいというふうな思いで調査をさせてもらっています。そうした中で、8月の夏休み期間中の利用のされ方と9月に学校が始まってからの利用のされ方は異なるであろうというふうに考えて、8月の平日と休日、それと9月の平日と休日について、朝の7時から夜の7時までの12時間、調査させてもらいました。8月の2日間、どうも雨の日を除いて天気のいい日を選んで調査をさせてもらっているわけですけれども、8月と9月で大きく利用の実態で変化が生じているというのは確認できなかったということ。そして、実際に調査をさせてもらって、特徴としてあらわれたのが、昼間の延べ利用者数よりも通過を目的とする利用の方が270人、350人というふうに多かったというのが、現地に調査に入った中で確認できたというふうに認識しております。4日間とも大きな差がないというところが今回の調査の結果でわかったことというふうに認識しております。 以上です。 ○議長(楠本) 11番、幡野議員。 ◆11番(幡野) 暑い炎天下で子どもはそんなに遊ばないでしょう。4日間やられていても、それは同じような結果になっただろうと思います。納得いくご説明ではございません。 それはそれでおいておきまして、実際、保護者の皆さんは、よく遊んでいると。意見書も私は紹介しましたけれども、これを読んでいまして、本当に私はなくしてはだめだなと、より一層思いました。 その点につきまして、意見書が22通この件につきましては来ているんですけれども、言いましたように賛成は1通です。21通が反対ということですが、この意見書はどういうふうに受けとめられているのか。言いっぱ放しで、それはそれで通過されていくのか。そのあたりはどうですか。 ○議長(楠本) はい、渡邉地域整備部理事。 ◎番外(渡邉地域整備部理事) 地域整備部の渡邉です。 今回、都市公園の変更につきましては、25件の意見をいただいて、東公園については22通の意見をいただいたというふうな状況です。そうした意見の中で、大きく項目を分類させていただいて、ホテルが王寺に必要なのかというふうなまちづくりについての意見であったり、あと、防災空間としての公園が必要ではないか、都市空間として公園が必要ではないか。多かったのが、子どもの生育環境として公園が必要じゃないか。そういったご意見を今回いただいております。 そうした意見を踏まえた上で、都市計画審議会で審議していただいて、今回の都市計画の変更については了承していただいたというふうな流れではありますけれども、提出された意見については、今後、王寺東公園については区域を半分に減少にはするんですけれども、ご意見を踏まえた上の整備について、また検討の材料として扱わせてもらいたいというふうには考えております。 以上です。 ○議長(楠本) はい、11番、幡野議員。 ◆11番(幡野) 地区委員をされている北小のお母さんでありますとか、子ども会でいろいろ面倒を見ておられるお母さんでありますとか、さまざまいらっしゃいます。そういう方が、本当にこの公園をなくされては困るんだと、切実に言っておられますので、それは子どもの生育環境にとって当然の心配でありますし、また怒りでもあろうかというふうに思います。私は、この件につきましては、町の都市計画審議会のこれらの意見につきましての見解ということも書かれておりますが、まともなといいますか、正面からお答えいただいているような回答ではなかったかなというふうに思います。 いずれにいたしましても、この都市公園、王寺一丁目公園、ここに公園ができるということは、もう当然のことでありまして、もともと公園が必要なところであったけれども、なかったということでありますので、これは一緒に都市計画の中で考えられておりましたけれども、これは別に考えるべきものだというふうに私は思います。王寺一丁目公園は、これはこれで整備をしていただかなければいけないものだというふうに思います。 要は、今、渡邉理事からもありましたように、今後、そういう地域の声を聞いて、それを反映していく公園にしていきたいというご回答でございましたけれども、それでは、もうあの林立するコンクリートのところで、公園を半分にして、本当に子どもの生育にとって必要な公園になるのかということでいえば、全くそれは難しいだろうというふうに思います。 私は、この見直しを求めたいというふうに考えておりますが、それは事業としてどんどん進行もしていっているわけでありますので、実際は難しいかもわかりませんが、しかし、この政策は非常に今後の町行政にとりまして私はマイナスだというふうに思いますし、これからも、町長の報告にもございましたけれども、ホテルの誘致でありますとか、まちづくり協定、包括協定ですね、県と結ばれておりますが、そういう中で基本計画などもほかにも出てくるでしょう。 そういうときに、この件に関しては12月の時点で明らかになったということで、東公園につきましては、全くもう町の進めるやり方に有無を言えないというような状況で進められてきたのではないかなというふうに思います。そうではなくて、やはり住民との協働のまちづくりというのであれば、最初の段階から、やはりコミュニケーションをとって、王寺町のまちづくりとはどうあるべきかということを地元の人も含めて話をしていっていただきたいなというふうに思います。 審議会のこともございました。産官学それぞれいろんな代表の方などが参画されて審議会を構成されて、こういうことが話し合われたということでございますが、要は地元の方々、住民ですね、直結、実際にそれにかかわっている人たちの声を聞くということが、今、王寺町の行政に不足しているのではないかというふうに思います。 こういうことを求めまして、私の質問は終わりたいというふうに思います。回答は、同じような回答をいただくのであれば、それはそれで結構です。何かおっしゃることがあれば、言っていただけたらと思います。 ○議長(楠本) はい、平井町長。 ◎番外1番(平井町長) 特に、意見というか、申すことはないんですが、事実だけちょっと申し上げさせていただきたいと思います。 まず、ちょっと先に、王寺がホテル誘致をするのが県の指導に基づいて云々というお話ありましたけれども、決してそんなことは一切ございません。ずっと前から、町の産業、雇用、総合戦略、これをどうしていこうかというときに、この王寺としては、産業であり、雇用であり、また税源の確保であり、そういったことをするのに、これがベストなんだということで、皆さんの合意を得て、ホテル誘致も含めた観光地産業をやっているということですので、これは別に、県が、知事が、どんなホテルを誘致されようが、私は別にその主導のもとでやっているわけでもなくて、皆さんのご意見の中で、これがベストの方法だということで進んでいるということが1つございます。県の主導でホテル誘致したといったことは、まずございません。 それから、ちょっと今も事実だけ確認させてもらっておきますが、一番最初、公園を活用してホテルを誘致したい、これが今のいろいろやった上でのことだということでのお話をさせていただきましたのは、その後も議会のほうには、全員協議会を7月にさせていただいているはずです。それから、私がこの場で、たしか9月にも東公園のことでもお話をさせていただいているはずです。これは記録さえめくればわかっていただけます。 それから、7月あるいは8月に地元の自治会長さんなりにも協力を依頼しております。できるだけ地元の皆さんに説明をする機会をつくってくださいということでのお願いをしてきて、それで12月ですか、いろんな途中経過は省略しますが、そこでの説明会に至っているということでございます。決して12月に初めて言ったわけじゃございませんので、事実の確認ということで申し上げさせていただきます。 ○議長(楠本) 終わったんと違いますか。 11番、幡野議員。 ◆11番(幡野) 申し上げたいのは、地元に対する説明とかはございました。それはもう、理解してほしい、了解してもらわなければ困るんだというような状況の説明でございます。今後やはりそういうことにならないようなやり方でやっていかなければいけないんではないかということが、私の言いたいことでございます。それを申し述べまして、終わりたいというふうに思います。 ○議長(楠本) これをもちまして、幡野議員の一般質問を終了します。 以上をもって一般質問を打ち切ります。 お諮りします。以上、本日の日程は終了しました。 本日はこれをもって散会したいと思います。ご異議ありませんか。     (異議なしの声) ○議長(楠本) 異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって散会します。     散会 午後2時26分 上記会議の次第は、書記の記載したものであるが、内容が正当であることを証するために署名する。          議会議長          署名議員          署名議員...